好きか嫌いで言ったなら……【約ネバ】【短編集】

オトナになりたい【ノマエマレイ】 ページ14

⚠前話の続きみたいな感じです！！

これはAちゃん達が6歳の頃のお話です。


Noside






「本にレイを取られた。」

「Aも最近部屋にこもってる。」



ブスッとして言ったのはエマ。


「前にも増して遊ばなくなっちゃったよね。」



ノーマンも悲しそうに言う。

と同時に微かにピアノの音が聞こえてくる。

♪。.:＊・゜♪。.:＊・゜♪。.:＊・゜



「あ、これAが弾いてるの……」


サァァァァと森の木が揺れると音楽はプツリと消える。

次はまた微かにとバイオリンの音色が聞こえる。

そしてハモリに入るようにと打楽器の楽しげな音が入る。




「そう言えば僕達しか外にいないね。」


ノーマンが言うと2人で周りを見回す。

全く居ないと言うんけじゃあないがいるのはエマノーマンレイ。


「みんなハウスにいるのかな。」


「……そう言えば今日Aがピアノやるって言ってた。見に来れるなら見に来てって。」


レイが話し出したと思ったら飛んだ最悪な話。


「ﾋｪｪｪｪｪ、それ行った方がいいじゃん！！」



エマは猛ダッシュでノーマンとレイの腕を持ちハウスに駆け込んだ。







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『(エマ達来ないなぁ……)』

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