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イベリス .kazuma K ページ2

天気の良い日曜日の朝。


私とは恋人の壱馬と近くの公園で散歩中だ









「あ、ソウだ!」




「まだこの公園にいたんやな」










ソウって言うのは白くサラサラとした毛を持った猫


そして私と壱馬を出会わせてくれたキューピットのような存在








「半年ぶりくらいじゃない?」




「もう半年か〜。早いな」



















____半年前






公園のベンチに1人。空を見上げている






 

「はぁ………」








私は約2年間付き合っていた彼氏に振られた


結婚だって考えてた 真面目に付き合ってたのに。




彼に別れを告げられたのは突然で私は凄く落ち込んでいた







"華って俺の事好きじゃないよね"







そう言われた。






ちゃんと好きだったはずなのに、今はどう思っていたのかもよく覚えていない





何がダメだったのかな 私は何を間違えていたのかな




いくら考えても答えは見つからなくて。わかったとてもう時は遅くて。








「もうどうにでもなれ、」








ボソリと呟くと足に真っ白い猫がすり寄ってきた。



何だが私を慰めてる見たいで涙が溢れてくる









「何で泣いてるん?」




「…え?」






突然話しかけてきた男。重たい前髪の隙間から真っ黒で吸い込まれそうな美しい瞳が私を見つめる







「あ…ごめんなさい その子を追って、」







頭を掻きながら目を泳がせてる彼が何だか可愛く思えてきて自然と笑えてくる











「あはは、笑」








「あ、笑ってくれた」







「……何だかちょっと元気出たかも」







「それはよかった」










彼はそう言うと優しく微笑み隣に腰を掛けた。






全く知らないこの人だけど何故だか心が落ち着くような気がした









「……この時間がずっと続けばいいのに」








つい口に出してしまった。
こんな事言われて困らない訳ない。やっちゃったなぁ。









「……続けれますよ、俺と一緒に居てくれたら」







きっとこの時にはもう私は彼の心に惹き付けられていたんだと思う















「初めて見た時泣いてたから驚いたんだよ笑」





「あの時はご心配かけまして、笑」








なんて2人で笑い合う



君は私の心を惹きつける




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イベリス 花言葉は「心を惹きつける」。


4月から6月にかけて開花します。

真っ白で目を奪われる様な可愛らしい花。優しい純粋な恋に心温まります

紫苑 . syougo I→←サンビタリア . ituki F



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設定タグ:EXILETRIBE , LDH , 花言葉   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:余白のむら | 作成日時:2021年11月8日 0時

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