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「今日から僕、3日間ここにいないんだ。」
ある日テヨンさんはそう言い残してボア様について行った。
相変わらず忙しい人たちだから、こんなことはいつものことだ。
もちろん、私がここにいることをボア様たちは知らない。
テヨンさんも王女様の忠犬をずっと演じていて、
私のこともきっと行方不明のままだと思っているし、
いなくなったことすら分かっていないかもしれない。
コンコン、とドアをノックする音が聞こえた。
その人は、
この前から来るようになった使用人の男の人で、
「何かあれば私にお申し付けください」
と言っていた。
おそらくテヨンさんが用意したに違いない。
鍵を開けて入ってきて、
「召し上がりたい物などはございませんか？」
と聞いてきた。
食欲なんかあるわけない。
私も使用人の身だったから、申し訳ない気持ちでたくさんだけど、遠慮してもらった。
それなのに、何故か彼は下がらない。
「じゃあ、行きたいところとかないですか？」
『え？』
「はぁ………。ここはあんなに強い戦士がいなくなると警備がガバガバっすよね〜。僕はあの人に3日あなたを任されましたけど、一度預けてもらったら返せないですよーって言うの忘れてたなー。」
何を言ってるんだこの人は。
テヨンさんの下にこんなに生意気な後輩がいるんだろうか。
すると彼は深く被っていたフードとストール、そして顔のマスクを外して、
「ね、Aちゃん？」
と笑った。
『、ヘチャン、、、なんで……』
そこには見覚えのある茶色の髪の毛をした
ヘチャンがいた。
「Aちゃんいつまでたっても気づかないからちょっと寂しかったなー。」
……全くわからなかった。
顔は見えないし、声なんて気にしたこともなかった。
「じゃあ、行こっか。」
『え？』
彼は私を立たせてマントを被せる。
「こっから出るの。早くしないとあいつに見つかっちゃうよ？」
そんな、
ここから出たりなんてしたら……
『、ヘチャン、今度こそテヨンさんに殺される、！』
「あー、一回もう皆殺しにされてるから俺ら〜。」
そう言って私の手を引きながらすでに部屋を抜けていく。
『ど、どうやって逃げるの？』
「まあとりあえずついてきて。」
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李華(プロフ) - すごい可愛いお話で大好きです！更新待ってます！ (2022年10月9日 1時) (
レス) @page7 id: bf1bf25a73 (このIDを非表示/違反報告)
Lia - マクのどもり方がまじで面白くてツボですwww音声が脳内再生されるww (2022年2月4日 14時) (レス) @page6 id: be82a3e2f2 (このIDを非表示/違反報告)
tyongnie(プロフ) - きよさん» 面白すぎだなんてぇ！有難いです、、頑張らせていただきます；； (2022年2月3日 1時) (レス) id: 46d0f253e4 (このIDを非表示/違反報告)
tyongnie(プロフ) - ここなさん» お気遣いまで〜；；本当にありがとうございます；； (2022年2月3日 1時) (レス) id: 46d0f253e4 (このIDを非表示/違反報告)
tyongnie(プロフ) - バンビさん» ありがとございます（ ; ; ）お言葉とても嬉しいです！ (2022年2月3日 1時) (レス) id: 46d0f253e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tyongnie
| 作成日時：2022年1月29日 2時
