口実と謝罪 ページ5
小林「おつかれーす」
坂本「誠司ありがと」
『はぁ…グルですか？』
小林「グルといえばそうではないけど、仲間のよしみということで許して笑」
交わす挨拶に若干の気まずさがあった
少しギクシャクした感じで小林の横に座ると、
さも緊張してないよと言わんばかりの笑みでマスターに笑いかけた
ーーーー
坂本「久しぶり…入ってもええ？」
『、、、少し濡れてるじゃないですか』
坂本「さっきここから途中降られた」
『風邪ひくのでどうぞ』
ーーーー
口実で入ろうとした小林とは違い天気予報の言う通りの雨が坂本を濡らしていた
いつものように綺麗なタオルと温かいおしぼりを受け取るとふんわりと香る優しい柔軟剤の香り、服をぽんぽんと優しく水滴を拭き取るように押すたびにそれが鼻に届く
小林「いちごは先に食べる派か」
『酸っぱいのを先に食べるとより甘く感じるんです、クリームが』
小林「あーらしいね」
坂本「誠司が買って来たん？」
小林「そー、勇人さんこそその手荷物何？」
坂本「これ、、、マスターに」
小林「、、、ふーん」
『私に？？』
「この間のお詫び…」その言葉に2人が反応した
赤面するA、
少し前、話を聞いていた小林は眉毛がぴくりと動き気に食わなそうにチョコのホイップだけ掬い上げた
キスを何度も繰り返し、逃がさないように手を捕まえていた
涙するAに興奮を抑えきれない自分を殴ってやりたい、直接そうは言わなかったものの、ニュアンスだけ寄せた言葉を並べ最後に
坂本「どうか、、、嫌わないでほしい」
真剣な顔で詫びの品を差し出しながらそう言った
坂本「こんなので許されるとは思ってないけど、まず謝罪の品として受け取ってほしい」
『あ、ありがとうございます。確かにあれはびっくりしましたが…えと、、お互い大人です。許す許さないて言うよりも、もうこう言ったことが起きないように気をつけましょ？ね？』
『でも立場を弁えていなかった自分にも非があります』
動揺を隠せない中でしっかりと思っていたことを伝えた、
怒りのまま頬を殴ろうとした衝動を抑えたあの時のように、ふと頭が冴える部分もあったからだ
小林「…」
坂本「マスターがそう言うなら、そう言うことにするんやけど。悪いのは俺やし」
『ちなみにこれなんですか？』
坂本「ティーセットと紅茶の茶葉。コーヒーと紅茶が好きって聞いたから」
『うわ、めっちゃいいやつ』
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ゆう(プロフ) - わららーいさん» コメントありがとうございます！もう究極に嬉しくすぎて泣きそうです🥹オチがまだまだ決まっていないので是非楽しみにしててください！😎 (10月31日 22時) (
レス) id: e69b496b59 (このIDを非表示/違反報告)
わららーい(プロフ) - ゆうさんのお話とても面白いです⛳️廣岡選手とくっついてほしい…🥹 (10月31日 18時) (レス) id: b9296b7c11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2023年10月2日 23時
