招待とお連れの方2人目 ページ4
「今度の試合見に来ると良いぴょん」
「おー良いじゃん」
『でもルール分からないです』
「大体は分かるぴょん?」
『まぁ、体育の授業でやったぐらいの知識ですが』
「じゃあ大丈夫っすよ。細かいルールは雰囲気雰囲気」
と言うわけで
今度の試合は深津様の計らいで試合を見に行くことになりました
席もちゃっかり深津様のチームのそばです
たった今関係者の方に連絡を入れて席を取ってくれました
ありがたい限り、試合の日までに少しルールをおさらいしておこうかな
『深津様のチーム応援しますね』
「心強いぴょん」
「俺のチームは?」
『あれ?ご一緒ではない?』
「俺と宮城のチームは別だし今度の試合は俺らが戦うぴょん」
『はぇ〜まぁ今回は深津様からのご招待なので当然深津様のチームを応援します』
「ついでに俺の活躍も見てよね」
2人はずいぶん仲がいい様子、たまにこっそり練習をすることもあるらしい
今こうして一緒に来店されるのも初めてではないしこの空間が2人の仲を表しているかのようで、いつも和やかです
『そう言えばもう1人のお連れ様来ないですね』
「場所がわかんないからって遅れるぴょん」
『店の前に立っておきましょうか?今お客様もいないですし』
「いやいいっすよ、申し訳な、、しょうがねぇ俺が迎えに行こうか」
「宮城は下手に動くなぴょん、俺らはそれなりに顔も知られてんだから変に人が集まると瀬川に迷惑がかかるぴょん」
「そうだなぁ」
『ここは分かりずらいですし…任せてください』
こうして店の中の番をしてもらい、店前にたった私は【ツンツン頭で背の高い奴】に当てはまる人をちょっと探した
行き交う人皆平均ぐらいの身長で、ツンツン頭どころかこの辺りはくたびれたサラリーマンかお年を召した方しかいないのでそんな髪型の人なんて…
『あ、あれっぽい』
「どこだよ…ん?あれかな?」
辺りを見回す確実にこの辺りを知っている人ではない男性
背が高くて、頭がツンツンしています
間違いない、間違いであってたまるか
『あの仙道様でいらっしゃいますか?』
「そうですけどもしかしてDrowsyのマスターさん?」
4.5m離れた向こうも気がついたようで声をかけると、安心したような表情で握手を交わした
『はい!お待ちしておりました、こちらご案内します』
「…」
『どうかしましたか?』
「歳近いだろうし敬語は無しで」
『あ、えっと性分でして』
「ははっ!ぽいね」
フレンドリーな方でした
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作者名:ゆう | 作成日時:2023年1月28日 0時