マスターからの ページ15
『マスターありがとう』
「良いのようこれぐらい！明日、ぶちかまして来なさい！」
『あい！！』
「紳一君も、ちゃんと守ってあげてねん！」
「もちろんです」
マスターと別れたあとの俺たちは変わりなくお喋りしながら帰った
いじめについては以前聞いたぐらいであれからはほとんど聞かなかったからあえて触れていなかった
いや、その話題に触れて嫌な思いをまた思い出させるのが嫌だったからちょっと奥手になってたのかもしれん
『かっこいい？』
「あぁ、お前らしい」
『本当は牧にぃに髪が綺麗って言われて切れなかったんだ』
「いつ言ったかそんなこと？」
『えぇ〜覚えてないん？』
出会ってから間もない頃、だ。本当は覚えている
そんなふうに言われると思ってもいなかったから性懲りも無く心臓がうるさくなった
本当に、ほんっとうにコイツは、、、だから三井に襲われんだよ
首元に付いていたネックレスは消えたものの憎たらしいキスマークが恨めしい
【え！？あれでまだ付き合ってないのアナタ達！】
Aがくる前に笑われながら言われたマスターの言葉
【意外と奥手なのねェ！プレーとはまた打って変わって可愛いものだわ♡】
「やめてくれ」
『ん？何が？』
「いや、何にもない」
髪の毛は結局暗めの赤色にしているらしいがこりゃあ明るいところじゃねぇとあんまりわかんねぇな
控えめでも気が付けば主張のある色がAを表現しているようでさすがマスターだ
『明日、頑張るから』
「あぁ」
『焼きそば奢ってね』
「お前、俺の事食べ物買ってくれる奴としか思ってねーだろこら！」
『びゃっ！いて、いたたた！そ、そんな事、おもって、ない！』
ヘッドロックを決めて拳骨を脳天に捩じ込むとジタバタと暴れる
体格差がありすぎて流石に力一杯とまではやらないが、お調子者な所や懐っこいところが、あーヘアバンドした猿みたいな後輩を思い出す
アイツ確か神達と今日は映画見て帰るとか言ってたな
『ちょっとさ』
「ん？な、なんだ？」
『いや、本当は混乱して頭がどうにかなりそうだった、
髪はズタボロ、色んなことあったし、軽音部存続の件も有志の件も本当は嘘なんじゃないかって。必死になって食らいついて、泣いて、真剣になってたら訳もわかんなくなってて
でも、三井先輩や宮城先輩、石井君にルカワ君、そして牧にぃがいてくれたから何とかここまで来た』
恥ずかしそうにマフラーを直しながら俺を見て来た
『ありがとう』
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ゆう(プロフ) - せんべえさん» コメントありがとうございます！大変長らくお待たせしてます、、また更新再開しますね！ (12月8日 16時) (
レス) @page37 id: e69b496b59 (このIDを非表示/違反報告)
せんべえ(プロフ) - めっちゃ好きです！！夢主ちゃんもみんなもかっこよすぎます！👏👏続き待ってます！ (2023年1月28日 11時) (レス) id: f5f8406621 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2023年1月4日 8時
