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デレデレ ページ8

目を覚ませば朝になっていた
時刻は8時…寝過ぎた気もするが気分が良い朝を迎えた

ぎゅっ

貴方「……」

動こうとすれば引っ張られる裾
俺の腕の中には恭弥が胸に顔を埋め寝息をたてていた

恭弥「……おにぃ、さん……スゥ」

抱き締めて寝ていた自分の行動に驚く
無意識の内にしてしまったのだろう
再度布団から出ようと試みるが

恭弥「……うぅ……ふぇ……おにぃさん…」

グズリだす
無意識の内に人肌を求めているのだろう
精神年齢が幼くなっている

フニッ

恭弥「んむぅ…」

フニフニ…

柔らかそうな頬を触ればとても柔らかい
手にすり寄ってくる

貴方「……起きなよ」

恭弥「んぅ……だっこ…」

そういって手を伸ばす恭弥
しかたなしに受け止める体制にはいればぽすっ腕の中に収まる

貴方「クスッ……甘えただね」

恭弥「……うぅん…おにぃさん…あたたかい」

首に腕を回しすり寄ってくる
ふわふわな黒い髪がくすぐったい

貴方「…………」

少し意地悪してみようか…

ス…

恭弥「ふぇ?おにぃさん…?…」

恭弥を引き剥がしその場を去ろうとする
勿論彼の呼び掛けも無視だ
そのまま襖に手を掛ける

クイッ

恭弥「……無視…しないでよ…」

振り向けば服を引っ張りながら涙目で此方を見詰める恭弥

貴方「……ほら」

手を伸ばせばぎゅっと握る小さな手
握り返せば途端に笑顔になる

手を繋いだまま縁側を渡る
庭には池と桜、燕が飛んでいた
桜が舞い落ちるその姿は緑に映えている

「ヒバリ!ヒバリ!」

貴方「…君か…」

肩に止まり苗字を呼ぶ黄色い鳥
鳥の名前はない

恭弥「!とりがしゃべった…」

目を輝かせながら鳥を見詰める恭弥
そんなに珍しいかな…

「ダレ?ダレ?ヒバリ、カクシゴ?」

貴方「違うよ。彼は恭弥だよ。」

どこで覚えたんだい?僕の子供な訳ないだろう

「ヒバリ、ヒバリ!」

恭弥「?ぼくはきょうやだよ」

「ヒバリ、ヒバリ!ヒバリキョーヤ‼ダカラヒバリ!」

何で俺の苗字なの?
ちらっと恭弥を見れば嬉しそうに頬を赤らめる

恭弥「ひばり…きょうや…ひばり…ひばり」

貴方「……雲雀恭弥か…」

肉親でもないのに変えていいのかな
すると突然腹に衝撃がくる

貴方「……どうしたの」

恭弥「これでぼくはおにぃさんのかぞくだよね?…」

成る程…だから喜んでたんだね

貴方「……最初から家族だったよ」

そう言えば力を強くする恭弥
涙を流していたのは見なかったことにしよう

御下がり→←添い寝



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レオぴ&恭弥マジ尊い - はい、自分の3DS使ってまたコメントにきました!神様仏様作者さま!どうかこの小説の続きを書いて下さい!土下座でもなんでも致しますので、どうかよろしくお願いします! (2018年7月6日 0時) (レス) id: d5d3b1d8cc (このIDを非表示/違反報告)
プリン★スポ隊隊長兼副 いろいろ最高な小説多いよな← - 土下座でもなんでもするから更新頑張ってください!!応援しています!!!! (2018年5月20日 21時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
京華 - 作者様、喋れる猫のパスワード教えてくださいm(*_ _)m (2018年4月13日 3時) (レス) id: 9b0e6b671e (このIDを非表示/違反報告)
澪歌 - 恭弥くん可愛すぎるっ…!続きはもう書かれないのですか?続きが気になります…! (2018年4月7日 4時) (レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - 私も!!!作者様〜一刻も早く更新を〜〜!!土下座する勢いでお願いします! (2018年4月5日 0時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:東輝 x他1人 | 作成日時:2017年1月16日 16時

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