雲雀の親代り

番外編 ページ27

貴方「…………誰、君達」

全員「(今更！？)」

恭弥の呼び掛けにやっと気づいた咋弥
じっとりと皆を観察し、自分に似ている幼い恭弥を見て

貴方「！(この子………まさか)……」

ギュッ

恭弥「！」

全員「！？」

貴方「僕の子かい？」

綱吉「いやそっちーー！？」

まさかの爆弾発言をした
幼い恭弥を抱き締めて警戒しながら発する

貴方「知らないウチに息子が居たなんて、ね。安心しなよ君。僕が父親として立派に育てるから」

恭弥「？おにぃさんといれるの？」

貴方「違うよ。お兄さんじゃなくて″パパ″だから」

新事実
雲雀咋弥、…否…アストロは親バカである
心なしか柔らかい表情だ

恭弥「！お兄さん！その子は貴方の子じゃないよ」

貴方「！君、この子の兄弟かい？なら君も連れていこう」

骸「………ま、真顔で言ってるとなると、本気なのでは？」

武器をしまい、幼い恭弥を抱き上げる姿は本当に親子のようだ
咋弥の容姿では高く見積もって２０代半ばだが

恭弥「とー、さん？」

貴方「！………うん」

恭弥「でもおにぃさんだよね？」

貴方「今日から僕が父親さ」

恭弥「だから、僕達は貴方の子じゃないってば！」

貴方「！……いきなりだから混乱してるのかな…大丈夫だよ。僕が居るからには君たちに危害を加える「草食動物(ゴミクズ)」は徹底的に排除するしね」

きれいな笑顔で言い切る咋弥に一同は血筋を感じるのであった

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