�� ページ4
本当に言ってるの？
この家では嫌だ。夜になっても動いている人間がいるから。
できれば、ホテルに・・・
「直哉くん、」
「というか、直哉くん、ってのやめん？」
「じゃあ、直哉もやめてよね、Aちゃん」
「A・・・」
振ってきて一番照れてるの直哉くんじゃない。
「・・・ふふ、な〜おや？・・・あれ？直哉さ〜ん？」
「うるさいッ！！！！！」ﾍﾞｼｯｯｯ
「ｲﾀﾞｯ・・・・！」
扇子で叩かれた。痛い。
「じゃなくて、直哉。。。くんこの家でやるのは流石にどうかと思うから、その、、ホテルとか」
「わかった、今日、Aは休みなんか？」
「うん」
「ほな、デートしようや♡」
「いいよ、久しぶりだね」
今まで、忙しかったからあんまり二人では出かけられなかったのだ。その代わり家でいちゃついていた。()
「ねぇ、直哉何着ていく？」
「・・・・買いに行こか」
「うん」
と言うことで、二人ともいつも通りの着物で外へ出る。
「あったかいね。」
「せやな〜」
下駄の音が響く。
周りの視線が気になる。
「・・・・」
「A、あの店行かなくてええの？」
そう言われ指を指された先を見ると
いつものお店。
私が入籍した直後、そこで服を買いすぎてほとんど御用達のお店みたいになっている。ほとんどというか、もう御用達である。
「こんにちは〜」
清楚なワンピースや、かっこいい感じのスカート。色々な服が並ぶこのお店はできた当時からお気に入りだ。
「あ、Aさん、いらっしゃいませ」
「こんにちは。今日は、黒のジャンパースカートを着たいのだけれど・・・」
「でしたら、こちらとかおすすめですよ」
かわいい。
「どう、直哉」
すっかり直哉呼びが定着してしまった。
「か、かわ・・・・ええ・・・・と思うで・・・・」
声小さ。
ほんとそういうとこ照れるとか、初すぎるでしょ・・・・・・。
＋情報
・直哉は決して「嫁には」手を出さない。(ガチ怒りしても、扇子でぱしんと叩かれる)
→そうすると、真剣白刃取りが始まる。
・「嫁にだけ」めっちゃ照れる。
・「嫁には」クズエリートを見せない
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