天才と恋しちゃっていいんですか!? ３ 【東大王】＜短編集＞

愛してる。　光ちゃん ページ49

光ちゃん目線です！

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今日は、Aくんとデートだ。


A「光、なんか食べない？」

光「うん！あ、あのカフェでも入らない？」

A「おー、いいね！行こ！」




カフェに入ると、店員さんが席に案内してくれた。



オーダーが終わって、少し話をしていると。


A「ごめん、ちょっとトイレ。」

光「うん。いってらっしゃい。」



Aくんが席を立った。





すると、隣のテーブルにいた女性たちの声が聞こえてきた。


女１「ねぇねぇ、その髪かわいいね！どうやったのー？」

女２「これ？意外と簡単なんだよー。このアプリで見つけたの！」

女３「っていうかさ、髪サラサラすぎじゃない！？トリートメント何使ってるー？」

女２「ありがとー！最近使い始めたのがめっちゃいいの！」


そんな話をしている。




女の子って感じだなぁ…。






女１「やっぱり、彼氏がいる子は頑張れるんだねー。」

女３「そっか、だから最近さらに綺麗になってるのか―！」

女２「そんな…///でも、そうかも。好きな人にちょっとでもかわいいって思って
　 欲しいから…。」




彼氏がいる人は、頑張ってるのか…。







あれ。




私は？





私は、髪の毛もあまり気を使わないし、メイクもまだまだ勉強中だし…。








Aくんの彼女が、こんなんでいいのかなぁ…。




なんとなく不安になってしまう。








A「ただいまー。…光？」

光「Aくん！おかえりなさい…。」

A「どうした？ボーっとして。」

光「えっと…。みんなメイクとか髪とかかわいいな、って…。
　 私、頑張らないとなぁ…。」



そう言ったとき、Aくんが私の手を握った。





A「俺は、光の外見を好きになったわけじゃないよ？…光が、優しくて、
　 しっかりしてて努力家で、ちょっと天然で…。だから好きになったんだよ。」


光「え…///」


A「いや、光はめっちゃかわいいよ？でも外見だけじゃないんだよ。
　 だから、他の人見て不安にならなくてもいい！」


光「…でも、」


A「俺は、そのままの光を愛してるから。」





そうか…。



Aくんは、こんな私のことを心から好きになってくれたんだな。





嬉しい。








光「ありがとう…！」




目を見て、精いっぱいのありがとうを言う。






光「私も、Aくんのこと…愛してる、よ！！」

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