天才と恋しちゃっていいんですか!? ３ 【東大王】＜短編集＞

夏祭り　光ちゃん ページ35

光「わー、射的ある！Aくん、やろやろー‼」

A「おー！いいねー」



射的にテンションが上がってはしゃぐ光。




…かわいすぎるっ‼






いつもは見ない浴衣姿。


アップにされた髪。白いうなじ。


少しだけメイクも施されていて、いつもよりかわいく見える。





A「え、光うまっ！」

光「えへへ〜。実は子供のころから好きで、射的にお小遣い全部つぎ込んでたんだ笑」

A「マジで⁉すげー！」

光「あっ！よしっ、また取れた‼」



射的の景品をたくさんかかえる光。




A「…光、階段のほう行かない？花火、一番あそこが綺麗に見えるよ。」


光「え、そうなの？行きたい！」




はぐれないように手を繋いで階段を上る。




と。



光「ひゃっ！」


途中で躓いた光が俺にしがみついてきた。



光「ご、ごめん！下駄履くの慣れてなくて…。」

A「いやいや！無理すんなよ？」

光「あ、ありがとう…///」






階段の上に座る。



2人で夜空を見上げていると。







ドーン。




花火が打ちあがる。








A「わー…！」


光「すごい、綺麗‼」



嬉しそうな顔をする光に、


A「…光のほうが綺麗だよ。」


なんてことを囁いてみる。



光「っ…///」


暗いところでもわかるほどに顔が真っ赤になる光。





A「かわいい笑」



そう言うと、俺は光のほうへ身をかがめた。






ちゅ、と小さく音がする。







光「…きゅ、急にこういうことしないでよ…///」


A「なんか、ここでしたらロマンチックかなーって思って笑 ダメだった…？」


光「え、いや！う、嬉しかった…よ!!」



そう言って笑う光は、本当に花火よりも綺麗だった。


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よくわかんなくなってしまいすいません…。



射的に全部お小遣いをつぎ込んでいた、というエピソードは、
「イマドキ親子の事件簿」で光ちゃんが言ってたのを思い出して書きました〜。

治してあげる。　水上さん　(ぱんださんのリクです！)→←夏祭り　鶴崎さん

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