雨 鶴崎さん ページ29
主人公は高校生設定です!
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A「ただいまー…。うわぁ〜、びっちゃびちゃ…。」
帰り道、急に雨に降られた私はものすごい格好で家の扉を開けた。
スカートは水分を含んで重たくなってるし、靴下は歩くたびに
変な感触がする…。
おまけに、朝頑張って巻いていった髪もめちゃくちゃ。
特に前髪がひどい。
A「おかあさーん!タオル持ってきてー!!」
部屋に向かってそう叫んだとき。
修功「あ、おかえりA。…って、なんでそんなびちょびちょなの!?」
A「え、修功くん!?」
幼なじみで一つ年上の、修功くんが来ていた。
修功「これ、実家から送ってきたスイカ。母さんが持ってけって言うから持ってきたんだ〜。」
そう言いながらタオルを持ってきてくれる修功くん。
修功「はいっ!これで拭きな。」
A「ありがとう!!わー、ヤバい、めっちゃ髪濡れてるー!」
修功「あはは笑 もう、今度からはちゃんと折りたたみ傘とか持って行かなきゃダメだよ?」
A「…だって急に降ってくるんだもーん!」
なんだか子ども扱いされた気がして、ふいっとそっぽを向く。
修功「でも風邪引いたら大変だよ?」
A「大丈夫だよー!」
(平気だもん…!!)
すると。
ふわ、っと、温かいものに包まれた。
柔らかくて、私の頭をぽんぽんと優しく拭いてくれる。
(…?)
A「って、修功くん!?」
修功くんが、私の頭を拭いていた。
A「ちょっ…恥ずかしいからいいよ…///」
修功「だーめ。Aのことだから、ほっとくと意地張って頭拭かないでしょー?」
A「っ…///」
修功の手の温かさが、タオル越しに伝わってきて。
(っ…!!)
なぜだか、ドキドキした。
修功「はい、拭けた!あれ、なんでAそんなに顔赤いの?」
A「…っな、なんでもない!!」
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園川ひとみ(プロフ) - りりあさん» 本当ですか!?嬉しいです!!本当にありがとうございます!! (2019年9月9日 19時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
園川ひとみ(プロフ) - ななこさん» ありがとうございます!リクいただけて嬉しかったです!!本当にありがとうございましたー! (2019年9月9日 19時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
りりあ(プロフ) - 完結大変お疲れ様でした!この作品とても大好きで1作目から読ませて頂いてました。とても大好きな作品です!大変お疲れ様でした! (2019年9月8日 22時) (レス) id: b31851315e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした。また、リクエストに答えていただきありがとうございました(今更ですいません…)! (2019年9月8日 20時) (レス) id: d7b6da680b (このIDを非表示/違反報告)
園川ひとみ(プロフ) - ななこさん» リクありがとうございます!また書かせていただきますね! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:園川ひとみ | 作成日時:2019年5月26日 17時