相合傘 光ちゃん ページ22
高校生設定です!
――――――――――――――――――
(わ、雨だ…。傘持ってきててよかった。)
帰ろうとしたとき、雨が降ってきた。
傘を差す。
A「あれっ、光ちゃん?」
歩いていると、前に光ちゃんがいた。
光「あっ、Aくん!今、帰り?」
A「おお。…一緒帰る?」
光「うん!」
好きな人と一緒に帰れるなんて、嬉しいなぁ…。
そう思ったとき。
びゅっ、と強い風が吹いた。
A「うわっ」
光「きゃっ!」
バランスを崩した光ちゃんが、俺に抱きつく形になる。
光「っわ!ご、ごめん…///」
A「い、いや…///…って光ちゃん、傘は?」
光「え…?あっ!!」
光ちゃんの持っていた水色の傘が、風に乗って飛んでいった。
光「わー!どうしよう…!!」
A「えーと…傘、入ってく?」
光「いいの!?」
A「もちろん!」
いや、むしろこんなかわいい子と相合傘できるとか嬉しすぎる…!
光「じゃ、じゃぁ…失礼します…!」
控えめに入ってくる光ちゃん。
しばらく歩いていると、彼女の肩が濡れていることに気づいた。
A「光ちゃん、もうちょいこっち来な?濡れちゃうよ。」
光「い、いや、だいじょぶ!入れてもらってるだけでありがたいもん。」
そう言うけど、雨に濡れては寒い。
(大丈夫かな…?)
光「あ、いや、その…Aくんがイヤとかじゃないんだよ!?」
A「あ、そう…?」
光「むしろ、好きだし…!………はっ!!」
慌てて自分の口をふさぐ光ちゃん。
A「え…好き、って…」
光「ち、違いま…いや違うわけじゃないけど…」
A「え…///」
(好きって…そういうこと…?)
光「と、とにかく忘れて…///」
そう言って顔を赤らめる光ちゃん。
A「…忘れられるわけねぇじゃん。」
光「へ…?」
A「好きな子に、好きって言ってもらえるとか…。忘れられるわけねぇよ。」
光「っ!」
光ちゃんの顔は、ますます赤くなった。
A「…もうちょっと、近くに来て欲しいんだけど…///」
光「う、うん…///」
距離を詰める。
半歩ぶんなのに、光をとても近くに感じた。
A「…それと…、付き合ってください…///」
光「は、はいっ!よろしくお願いします…!!」
A「こちらこそよろしくお願いします…!……なんでこんなカタコトなの笑笑」
光「確かに…笑」
122人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
園川ひとみ(プロフ) - りりあさん» 本当ですか!?嬉しいです!!本当にありがとうございます!! (2019年9月9日 19時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
園川ひとみ(プロフ) - ななこさん» ありがとうございます!リクいただけて嬉しかったです!!本当にありがとうございましたー! (2019年9月9日 19時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
りりあ(プロフ) - 完結大変お疲れ様でした!この作品とても大好きで1作目から読ませて頂いてました。とても大好きな作品です!大変お疲れ様でした! (2019年9月8日 22時) (レス) id: b31851315e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした。また、リクエストに答えていただきありがとうございました(今更ですいません…)! (2019年9月8日 20時) (レス) id: d7b6da680b (このIDを非表示/違反報告)
園川ひとみ(プロフ) - ななこさん» リクありがとうございます!また書かせていただきますね! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:園川ひとみ | 作成日時:2019年5月26日 17時