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不器用な彼氏 光ちゃん ページ17

光ちゃん目線です!

―――――――――――――――――――

今日は、大学のお友達何人かと、そして…。



彼氏のAくんと、お買い物に来ている。





Aくんとは、付き合って一ヶ月くらい。


まだ一緒にお出かけするだけで、緊張してしまう。




店員「抹茶ミルクでお待ちのお客様〜!」

光「あ、はい!」


今、みんなでタピオカを飲みにきている。




私が頼んだのは、抹茶ミルク。


最後までほうじ茶ラテと迷ったけれど、抹茶ミルクにした。




友人1「いただきまーす!…んっ、おいし〜!」

光「わっ、ほんと!おいしい!!」


タピオカのもちもちした食感と、抹茶ミルクのほろ苦さと甘さが、とてもおいしい。




A「んー、うまー!」


隣でほうじ茶ラテを飲んでいるAくん。




(ほうじ茶ラテもおいしそうだなぁ…。)


そう思って見ていると。



友人2「光ちゃん、ほうじ茶ラテと迷ってたよね?A、一口あげたら?」


A「!?」

光「っへ…?」



それって…。



か、間接キス、だよね…。






私たちは、なにも言えずにうつむいた。





友人2「え、もしかして間接キスムリなの?っていうか、もしかして2人、
  まだキスしてないとか!?」


A「えっ、いや、その…」


友人2「マジかーもったいなー!お前ほんとに光ちゃん好きなの?
  光ちゃん、よければ俺の飲む?同じほうじ茶ラテだよ!」




友達にストローを差し出される。



光「えぇっ?で、でも…」

友人2「いいじゃん!」



(どうしよう…!!)





A「っうるせぇな!!」


突然、Aくんが言った。



A「別に俺だってしたくねぇわけじゃないし!光のこと好きすぎて
  いろいろ考えたらできないだけだし!!」




そう言うとAくんは、私の手を掴んで走り出した。









光「ちょ、ちょっと…Aくん…?なんで…」


息を切らしながらAくんに尋ねる。



A「…ごめん…。キスとか…マジで俺、光のこと困らせるかもとか
  思ったらできなくて…。光のことは大好きなんだけど…。」




そんなふうに思ってたんだ。



光「私は…キス、イヤじゃないよ。むしろ…し、したい…!!」


だって。


光「Aくんのこと、大好きだから…!!」


A「っ!!」


たちまち赤くなるAくん。



赤い顔のまま、私に顔を近づけてくる。




私も、そっと目を閉じた。







2人の距離は、あと5cm。

相合傘 水上さん→←女子力 鶴崎さん



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園川ひとみ(プロフ) - りりあさん» 本当ですか!?嬉しいです!!本当にありがとうございます!! (2019年9月9日 19時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
園川ひとみ(プロフ) - ななこさん» ありがとうございます!リクいただけて嬉しかったです!!本当にありがとうございましたー! (2019年9月9日 19時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
りりあ(プロフ) - 完結大変お疲れ様でした!この作品とても大好きで1作目から読ませて頂いてました。とても大好きな作品です!大変お疲れ様でした! (2019年9月8日 22時) (レス) id: b31851315e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした。また、リクエストに答えていただきありがとうございました(今更ですいません…)! (2019年9月8日 20時) (レス) id: d7b6da680b (このIDを非表示/違反報告)
園川ひとみ(プロフ) - ななこさん» リクありがとうございます!また書かせていただきますね! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:園川ひとみ | 作成日時:2019年5月26日 17時

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