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女子力 鶴崎さん ページ16

A「あっ、やば!ティッシュ忘れた!!」


修功「大丈夫!?A、これ使って!」




そう言って天使のように微笑むのは、私の彼氏である修功。



ありがたくティッシュを一枚ちょうだいする。





A「ありがとー!助かった!修功ほんと女子力高いよね〜。」


修功「いやいや〜、それほどでも…」



修功は、いつも荷物が多い。


必要そうなものをいっぱい鞄に詰め込んでいる。




ハンカチ、ティッシュ、ミニ裁縫セット、手の消毒スプレー、汗拭きシート、
ビニール袋、ばんそうこう、口臭予防のタブレット…。


その他にも、たくさんのものを持っている。




友人「いやいや、Aはもうちょっと女子力あげろ笑」

友人「そうだよ!鶴崎くんに頼ってばっかじゃん!」

A「うっ、うるさいなー!」




私は、女子力が低い。



メイクだってまともにできないし、細かいことを気にしないから
持ち物も少ない。


服にもあまり興味がない。



修功の方が、遥かに女子力が高い。






A「ごめんね、修功。いっつも頼ってばっかで…。」


2人きりになったとき、そう言ってみた。


修功「え?いいよいいよ!僕が好きでやってるんだから!!」


そう言ってくれる修功は、やっぱり優しい。



A「うん、それならいいんだけど…。っていうか、なんでそんな女子力高いの?」


ふと、思ったことを聞いてみた。




修功「んー…。Aのため、かなぁ…。」


A「え!?私のため…!?」


修功「うん。なんか、A見ると世話焼きたくなっちゃって…。
  あ、あれもいるかな、これもいるかなってなっちゃうんだよねー。」


A「え、そうなの…!?」


修功「うん!だって、Aのこと大好きだから!!」




そんな恥ずかしいことを堂々と言ってくれる修功。




A「そんなこと言われたら、嬉しくてもっと頼りたくなっちゃうよ〜!!」


修功「いいよ!もっと頼って!!」





私は、きっと一生女子力が低い。



でも、修功がいてくれるから、それでいいんだ。

不器用な彼氏 光ちゃん→←甘い。 伊沢さん



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園川ひとみ(プロフ) - りりあさん» 本当ですか!?嬉しいです!!本当にありがとうございます!! (2019年9月9日 19時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
園川ひとみ(プロフ) - ななこさん» ありがとうございます!リクいただけて嬉しかったです!!本当にありがとうございましたー! (2019年9月9日 19時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)
りりあ(プロフ) - 完結大変お疲れ様でした!この作品とても大好きで1作目から読ませて頂いてました。とても大好きな作品です!大変お疲れ様でした! (2019年9月8日 22時) (レス) id: b31851315e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 完結おめでとうございます!お疲れさまでした。また、リクエストに答えていただきありがとうございました(今更ですいません…)! (2019年9月8日 20時) (レス) id: d7b6da680b (このIDを非表示/違反報告)
園川ひとみ(プロフ) - ななこさん» リクありがとうございます!また書かせていただきますね! (2019年8月15日 20時) (レス) id: dafc3b1dea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:園川ひとみ | 作成日時:2019年5月26日 17時

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