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海辺にビーチパラソルを設置し、着替え終わっているであろう皆のもとに戻る


戻る、といっても


mf「ちょ、さかたん、冷たいっ!」

sr「元気だなぁ」

96「ちょちょ、My angel!来てきて!!」

「96さん、どこ?」


海に居るから“戻る”じゃなくて“行く”だけどな


ビーサンのまま海に足を入れた


思ってたより冷たくない


手前の浅いところを砂浜に沿って歩いていくと、岩場の暗い空洞のような場所にはいった


静かな空洞に俺の歩く音と、上から滴る水の音がこだます


立ったまま目を閉じて、空気を胸一杯に吸い込んだ


、、、、、、なにやってんだろ。俺


これじゃただの痛い奴だろ


目を開けて後ろを振り抜き元の場所へと歩きだす


空洞を出ると、真夏の日差しが俺を直で照らしてきた


暗い場所に居たからか、少し目が痛む


手で太陽と目の間に影を作り前を向くと
天月が“一人で”立っていた


『、、、どうした?』


一瞬だけ胸元に視線をやって見る


傷は綺麗に消せているようだ


am「ねぇ、なんでこれ持ってたの?」


そう言って俺に差し出されたのは、今朝渡したファンデーション


傷用の化粧品だと気付いたのか


はたまた化粧品を持っていることに違和感を持ったのか


取り合えず、後者で話を進めるか


『母親のが入ってたんだよ。入れ違ったんだろ』


そのまま天月の横を通りすぎようとすると


am「それは違うでしょ」


はっきりとした口調で、嘘を暴かれた


俺は斜め前の位置に居る天月を見た


am「これ、普通の化粧品じゃなくて、傷用だから」

『、、、よくわかったな』

am「いいから、教えてよ。

Aくんがこれを持ってる理由」


天月の瞳は、しっかりと俺を捉えていた

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(プロフ) - はい好き!!あと、こういう闇抱えた主人公って良いよね(頼む伝われ) (2020年7月20日 17時) (レス) id: 9f45169083 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんどーる@潤くんは天使 - おっかー (2020年7月19日 15時) (レス) id: 7f877cb593 (このIDを非表示/違反報告)
ネコのむら - 続きを待ってます!ふぁいとです (2020年7月14日 6時) (レス) id: fb97ddcbe0 (このIDを非表示/違反報告)
あいわな=あるてのちゃん - ナンくん...やはりあれか、ミナコイで落ちる前に起きたあの...← 待ってるから無理はしないでくれよ!!!!!!! (2020年7月13日 20時) (レス) id: 7f877cb593 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆっくりで大丈夫!!無理はしないで! (2020年7月13日 20時) (レス) id: ce948ea5a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-No.- | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年7月11日 23時

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