Only one STAR -Takuya.N-

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拓哉side

微熱かぁ…

だからちょっと怠かったんか。

納得。


…でもなんで今頃？？

ずっと調子よかったのに。




＿＿＿＿やっぱり、今日？？


信じたくなんかないけど、やっぱりなんかそんな気がしてくる。


ちゃんと先生の宣告通り、半年経ったし。

俺の場合、いつそうなっても全然おかしくはない。

いや、でも、まだそうと決まったわけでもないし。

熱はあるって言っても、まだそんなに高くないし。


どっちとも言えへんな…



風雅に、相談しよっかなぁ。


隠し事すんのはお互いやめようって言ったし。


１人で抱え込むのはよくないよな。



よし、相談してみよ。


『あのさ、風雅。』

風「ん？」

『俺、もしかしたら、今日で最後かもしれへん。』

風「ん？何が？」

『俺が。』

風「え、は？！
　 何言ってんの？！
　 ちょっと熱あっただけやん！！」

『まぁ、それはそうやねんけど。
　 本人の勘ってやつ？？
　 朝起きたときに、なんかそんな感じするな…って思ってん。
　 ほんで、普段あんまり熱ださへん俺が今日は熱あんねんで？』

風「でも、微熱やったやん！」

『でも、これから上がってくるかもしれへんって。』

風「でも、逆に下がってくるかもしれんやん！」

『…』

風「やろ？？
　 だから、そんなん思わんといて？？
　 運命なんてさ、誰にもわからんもんやん。」

『…せやんな。
　 ごめん、変なこと言うて』

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