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(坂本side)

坂本「けど…?」

それだけ言って彼女は俺に抱きしめられたまま黙ってしまった。

坂本「井ノ原のこと好きなの…?」

「わからないんです…。よっちゃんはいつも私のそばにいてくれて大切な人だから…。」

膝に置いた彼女のこぶしに力が入り、小さく震えて泣いていた。

(俺がAちゃんを苦しめてる…。)

坂本「突然ごめんな…。送ってく…。」

車のカギを取るために立ち上がろうと腕を緩めようとすると
Aちゃんに袖をキュッと掴まれていた…。

「少し考えさせてください…。」

車で家まで送る間彼女はどこか遠くを見つめて考え込んでいた。
車を止められるところに停車させ、彼女の家まで向かった。

「…よっちゃん…。」

井ノ原「A!…と坂本くん…。」

坂本「じゃあ俺はこれで帰るわ…。」

背を向けて歩き出そうとすると再び袖を掴まれていた…。

井ノ原「…なんだそういう事…。俺が帰る…。突然来てごめんな。」

「待って!待ってよ、よっちゃん。」

背を向けているけど井ノ原が泣いていることはわかった。

(俺は同時に大切な仲間まで苦しめた…。)

井ノ原「…俺の方がずっと前からAのこと好きだったのにズルいよ…。」

「…私もずっとよっちゃんが好きだよ。これからだって…。」

(俺フラれるんだ…。)

そう思っていてもたってもいられず俯いてしまう。

「…でもね、よっちゃんは大切な幼馴染なの…。」

俺の袖をつかむ力は強くなる。

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(プロフ) - ゆう.2さん» ゆう.2さん。コメントありがとうございます!続編も出来上がりましたので、またそちらでお会いできると嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2015年5月21日 0時) (レス) id: 0295aa972a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう.2(プロフ) - 完結しましたね!毎回楽しみに読んでました。スピード上げて完結させたのに、文やストーリーのクオリティが全く下がってないのはすごいと思いました。次回、楽しみですっ! (2015年5月19日 22時) (レス) id: 133e229e2c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - blueさん» コメントありがとうございます! 後半は展開が雑になってしまった気もしますが、無事完結できてよかったです。これからもよろしくお願いします(^^) (2015年5月19日 7時) (レス) id: 08f5237d44 (このIDを非表示/違反報告)
blue(プロフ) - 完結おめでとうございます☆期待してた以上の結末で読んでて面白かったです^ ^坂本くんも長野くんも好きなので、次回作もぜひ楽しみにしてます☆ (2015年5月18日 23時) (レス) id: b782e31c8d (このIDを非表示/違反報告)
blue(プロフ) - はじめまして。この作品、とっても続きが楽しみです☆完結まで、ぜひ頑張ってください。 (2015年5月6日 9時) (レス) id: b782e31c8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年4月22日 22時

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