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(長野side)

坂本くんにご飯を誘われる前からなんか言いたそうだなと思っていたけど、仕事を辞めるなんて言い出すんじゃないかと思って、思い切って井ノ原とAちゃんも誘ってしまった。

「よっちゃん!もうすぐ着くよ!大丈夫?」

彼女の肩に完全に体重を預け、時々気持ち悪そうにする井ノ原の背中を心配そうにさすっているAちゃん。

坂本「いつになく飲んでたもんな(笑)」

そんな2人をどこか切なそうに見ている坂本くんがバックミラーで見て取れたけど、まさかなと思った…

長野「坂本くん。あのコンビニで停めるから井ノ原とAちゃん頼んでいい?」

夜道なのに渋滞していてこのまま走らせるより、歩いて帰ってもらった方が早いと判断した俺は井ノ原と坂本くんの家の中間地点にあるコンビニで降ろすことにした。

(坂本くんあんまり酔ってないし、井ノ原とAちゃんのこと任せても大丈夫だろう…)

坂本「りょーかい。」

「え?坂本さんも近くなんですか?よっちゃん完全にアウトだから助かった〜(笑)」

坂本「近くだよ。井ノ原は俺がおぶっていくから、Aさんは荷物持ってもらっていい?」

「そうだったんですね!もちろん。荷物任せて下さい!」

(坂本くんがこんなに女の子と普通に話してるの初めて見たかも…)

バックミラー越しに見える坂本くんは暗やみでよくわからないけど、すこし赤くなっているように見えた。

(まさかと思ったけど坂本くんAさんのこと…)

そんなことを考えてしまったが、本人の口から聞くまでは仮定ってことにしておくのが俺のポリシー。

長野「よし、停まるね〜。3人とも気を付けて!特に井ノ原〜、明日は遅刻しないように(笑)」

完全に意識を失っている井ノ原に呼びかけて、坂本くんにアイコンタクトで頼むと伝える。

「今日はありがとうございました。帰り道も助かりました(笑)」

そう言ってAちゃんは荷物を持って降りた。
あとに続いて井ノ原をおぶった坂本くんが降りようとしていた。

長野「ちゃんと送ってあげてね〜」

その言葉だけ残し、俺は自宅まで車を走らせた。

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作品ジャンル:タレント
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(プロフ) - ゆう.2さん» ゆう.2さん。コメントありがとうございます!続編も出来上がりましたので、またそちらでお会いできると嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2015年5月21日 0時) (レス) id: 0295aa972a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう.2(プロフ) - 完結しましたね!毎回楽しみに読んでました。スピード上げて完結させたのに、文やストーリーのクオリティが全く下がってないのはすごいと思いました。次回、楽しみですっ! (2015年5月19日 22時) (レス) id: 133e229e2c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - blueさん» コメントありがとうございます! 後半は展開が雑になってしまった気もしますが、無事完結できてよかったです。これからもよろしくお願いします(^^) (2015年5月19日 7時) (レス) id: 08f5237d44 (このIDを非表示/違反報告)
blue(プロフ) - 完結おめでとうございます☆期待してた以上の結末で読んでて面白かったです^ ^坂本くんも長野くんも好きなので、次回作もぜひ楽しみにしてます☆ (2015年5月18日 23時) (レス) id: b782e31c8d (このIDを非表示/違反報告)
blue(プロフ) - はじめまして。この作品、とっても続きが楽しみです☆完結まで、ぜひ頑張ってください。 (2015年5月6日 9時) (レス) id: b782e31c8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年4月22日 22時

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