クラスメイトに「俺と契約して魔法少女になってよ」と言われたんだけど【ハイキュー】

26話 ページ32

斎藤side





あれからあんな子がいなくたって友達もできた。



委員長ほどじゃないけどそこそこ信頼もあるし男子からも人気がある。



あのイケメンの国見君とだって話す。



それと対称的に予想通りあの子はいつまでもボッチ。


みんなから避けられてる。


あの子より私の方が断然上。


だけど……いっこうに心のモヤは晴れなかった。


それどころかこの前あの子が国見君を連れ出したことでモヤは増すばかり。


しかも国見君も他のみんなもあの子のことを庇う。


どうして、どうして、どうして……！



この心のモヤは何……？



ーーーそれは憎しみだ。あいつへの憎しみだ。




私の中で言葉が反響した。



私は困惑しながら問いかける。



私はどうすれば良い……？



ーーーすべてを壊せば良い。その女も、そいつらを庇う奴等も………その憎しみを糧にして。






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ああ、そうか、壊せばいいんだ。







そして私の視界は真っ暗になった。

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