16話 ページ22
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あれから教室に戻ると授業が始まり、私は準備をしようと机のなかを漁る。
すると、カサッと何かが指に当たり取り出してみると、それは一枚の紙切れ。
"昼休み、体育館裏に来い"
そう紙には書かれていた。
*
「あんた調子乗ってんの?」
昼休み。
一応指示された通りに体育館裏へと行くとそこには見たことあるようなないような3人ほどの女。
着いて早々、リーダー各っぽいつり目の女の子に冒頭の言葉を言われた。
「あんた見たいなキモオタが国見君と喋ってんじゃねーよ」
「国見君、本当はあんたなんかと喋りたくないけどしょうがなく喋ってるんだから」
「国見君と隣の席になったからって浮かれてんの?ちゃんと国見君の気持ち考えてよね。かわいそう」
続けて口々に文句をいってくる女の子たち。
話を聞くに、こいつらは私がさっき国見英を連れ出したことが気に入らないってわけだ。
私はクラス内でのカーストは最下層。
陰キャ、コミュ障、オタク……この3つをあわせもった私は教室内で浮いており、避けられる存在。いじめとかはなかったが話しかける人なんてろくにいない。
そんな人間が違う意味で浮いた存在の国見英と喋ったらどうなるだろうか。
所詮、イケメン。あいつの周りに群がる女子たちが黙っちゃいない。
それで今の呼び出しってわけだ。
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ももの助(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» すみません、教えてくださりありがとうございます! (2019年7月6日 7時) (レス) id: d77ec042d8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 誤字見付けたんで報告?しときますね。第四話での夢主が炎ジュエルに触って国見が「光るんだよ、それ」って言った表記が朝比奈ちゃんになってましたよ。国見が言ったって言ってるのに…。と、合ったので言っときます。 (2019年7月6日 2時) (レス) id: 1b059efec0 (このIDを非表示/違反報告)
月華 - 残念です。仕方ないですね (2019年6月24日 18時) (レス) id: 796c431fbb (このIDを非表示/違反報告)
ももの助(プロフ) - すみません、実は月の魔法少女はもう設定を決めちゃっていまして……本当に申し訳ないです。少し遅くなるかもしれないですが月華さんをもとにしたキャラを出させていただきますね! (2019年6月24日 18時) (レス) id: d77ec042d8 (このIDを非表示/違反報告)
月華 - わがまま言ってすみません。出していただけるだけで本当に嬉しいので…… (2019年6月24日 17時) (レス) id: 796c431fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももの助 | 作成日時:2019年3月5日 13時