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13話 ページ15




「ねえねえお姉さん!このぬいぐるみお姉さんの?」


しばらく国見英を横目で睨んでいると女の子は私が持ってたぬいぐるみに目を止め、質問する。


朝「いや、厳密には私のものじゃないって言うか何て言うか……」


国「…………」


モゴモゴと煮えきらない私を国見英はなんともいえない目でみる。おい、その目やめろ。


そんな私を全力スルーして女の子はハイ!と元気よく手を上げ、


「じゃあ私それほしい!!!」


キラキラと目を輝かせながら前のめりに言った。


朝「……え」


「やっぱりだめかな……?」


少し驚く私に、女の子は不安そうな顔をして私を見つめる。


いやそんなこと言われても私に決定権はないもんで………


私は焦りながらチラチラと国見英を見て助けを求める。


すると国見英は何度目かわからないため息を吐き、女の子と目線が合うようにしゃがんだ。


国「……実はこのぬいぐるみ、前の持ち主に捨てられているんだ。」


「え……こんなにかわいいのに……なんで捨てちゃうの?」


国見英の言葉を聞いた女の子の瞳が小さく揺れる。


国「さあ、なんでだろうな。そいつの気持ちは俺にはわからない。でも、一度そんな悲しいことを経験しているこいつに、また同じ思いをしてほしくないんだ。だから君がこのぬいぐるみを受け取るんだったら、ずっと大切にしていてほしい。」


そこまで言うと、国見英は真剣な表情でじっと女の子を見つめる。


そして女の子が口を開いた。


「うん、私大切にするよ。だって私を助けてくれたお姉さんとお兄さんがくれたぬいぐるみだもん!ずっと、ずぅっと、大切にする!!」


満面の笑みの女の子に、国見英はぬいぐるみを手渡すと立ち上がってグシャグシャと頭を撫でた。


国「じゃあ君にそれはあげる。お母さんも心配してると思うからはやくいきなよ」


「うん、お兄さんもお姉さんもありがとう!」


バイバーイ!と元気に手を振って走り去っていった女の子。


そして女の子が見えなくなった頃、私はこの隣の男に一言。



朝「……イケメンかよ。爆発しろ」


国「は?」

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ももの助(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» すみません、教えてくださりありがとうございます! (2019年7月6日 7時) (レス) id: d77ec042d8 (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 誤字見付けたんで報告?しときますね。第四話での夢主が炎ジュエルに触って国見が「光るんだよ、それ」って言った表記が朝比奈ちゃんになってましたよ。国見が言ったって言ってるのに…。と、合ったので言っときます。 (2019年7月6日 2時) (レス) id: 1b059efec0 (このIDを非表示/違反報告)
月華 - 残念です。仕方ないですね (2019年6月24日 18時) (レス) id: 796c431fbb (このIDを非表示/違反報告)
ももの助(プロフ) - すみません、実は月の魔法少女はもう設定を決めちゃっていまして……本当に申し訳ないです。少し遅くなるかもしれないですが月華さんをもとにしたキャラを出させていただきますね! (2019年6月24日 18時) (レス) id: d77ec042d8 (このIDを非表示/違反報告)
月華 - わがまま言ってすみません。出していただけるだけで本当に嬉しいので…… (2019年6月24日 17時) (レス) id: 796c431fbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももの助 | 作成日時:2019年3月5日 13時

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