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一話 ページ2
教室の日の当たらない席で寝ている吸血鬼
赤名 輝希(ｱｶﾅ ｺｳｷ)はいつも通りの日常で満足だった。
朝教室はいつもより騒がしかったが
担任が教室に入ると静かになり
赤名は目を開けた。
「今日は転校生が来る」
と担任は話をしているが殆ど聞いていなかった
自分には関係ないと思ったからだ。
そして教室に転校生が入ってくる
明るい金髪に
角を生やしている
自分より身長の高い男だった。
そして男は言った。
「イヴァーノだ。向こうでは魔王をしていた。」
自分は魔王であったと。
赤名は表情一つ変えなかった。
人外が来るのは特殊なことではない。
自分も人外なのだからと。
しかし、
次の言葉に赤名は身を凍らせた。
教師はこう言ったのだ
"寮の部屋は赤名と同じ部屋だ"
と。
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作者名：アイリーン=ジェラード | 作成日時：2017年4月3日 20時
