私の心は結露のように【ワールドトリガー】 (ページ10)

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10話《緋龍優貴の存在》ページ10

全然上にあがれない。お兄ちゃんは全部1位なのに…

モブ1「優貴さんの方は1位なのになんで妹の方は成績が悪いんだろうね？ww」

やっぱり言われた…

モブ2「それな〜！大した才能も無いくせにw優貴さんの妹だからって“私努力してます”って全面に出てんだよなw」

酷い言われようだなぁ

モブ1「あれじゃ“落ちこぼれ”だなw」

優「おい。テメェ今何つった？」

モブ1「えっ、あ、優貴さん…！居たんですね！言ってくれればよかったのにｯｯ!!」

モブ2「そ、そうですよ〜！」

優「聞こえなかったのか？オマエ今何つったんだよ。オレの妹が落ちこぼれ？才能ない？巫山戯んじゃねーよ。オマエらの方がランク下で、A見たいな努力もしてねー癖にアイツを馬鹿にするような事言ってんじゃねーよ。」

お兄ちゃん…

モブ1「ｯｯ」

優「アイツは才能がないかもしれない」

……ん？お兄ちゃん？？

優「でも、ソレを自覚してアイツは努力で埋めてんだよ。そんな事も分かんないでただ、馬鹿にしてんならボーダーやめろよ。てか、オレにも妹にも二度と近づくんじゃねーよ。」

モブ2「うっ…ご、ごめんなさい…」

優「俺じゃなくてAに言えや」

モブ1「ｯｯ…。行こモブ2…」

モブ2「う、うん…」

ﾀｯﾀｯﾀｯ…(逃げた)

優「ったく…次馬鹿にしたら容赦しねぇ」

【優貴から死角の壁では】

『……』

風「良いお兄さんだな」

『わっ!!そ、蒼也くん？！…聞いてたの』

風「通りかかったらな、たまたま」

『いつもこうなんだぁ私の事守ってくれるの…優しいよね…私もお兄ちゃんの顔に泥塗らないように頑張んないとね！』ﾆｺｯ

風「…無理はするなよ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
(頭を撫でる)

『ﾌﾌｯ分かってるよ！』

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【2年後】現15歳

『ねぇねぇ〜聞いてよ！聞いて！』

影浦「ﾁｯ……朝から…うるせぇんだよ…!!」

『!!ﾑｩ…何よ!いーじゃんか！それでね』

影「続けんのかよ」

『個人ランク戦順位あがったの！』

影「おーそーか。すげーなーー」

『ｶﾁﾝｯ棒読みじゃんかぁ！』

影「だぁぁぁ！もう！うるせぇんだって言ってんだろ!!」

『だってぇ！言いたかったんだもん!!』

絵馬「すごいね、A何位だったの?」

『そう！ソレを言いたかったの！
えっとねー総合25位！6位もあがったの！』