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｢でも、どうしたの？その声…いつもと違くね？｣
｢えぇ、いや…｣
｢な、ハイ松｣
『ええっ！？そ、そうだねぇ！
なんか福山潤って感じの声するよね！』
｢(なんのフォローにもなってねぇよハイ松！！！
こういうときだけポンコツ化してんじゃねぇぞ！
そんでもって中の人の話はするなアホが！！)｣
一松とカラ松では声が全く違うのも当たり前だ。
急にふられて焦るハイ松は急に中の人ネタを入れていって
本人はフォロー出来ていると思っているが
実際にはフォローすらなっておらず一松からバッシングを受けていた。
｢確かにそんな感じするよね。あっ、ひょっとして風邪？｣
｢え？あ、あぁ！そう！風邪だ！げほっほっほっほ！
喉をやられて声が！うえっ！げほっ！げほっ！｣
『(大袈裟過ぎない？一松…)』
風邪なのかと疑われたが、風邪という設定でいくらしく、
オーバーに咳をする一松にハイ松は苦笑いをしていた。
｢あとなんか、髪がボサボサだね｣
｢え！？ああ！風邪で髪もー！げほっ！げほっ！ごほっ！｣
｢後、闇のオーラと友達いないオーラと
性格ひん曲がったクソみたいな雰囲気を感じるんだけど｣
｢それも風邪でぇ！うおぇっ！ごほっ！げほっ！げほっ！｣
『(いや！そんな雰囲気気付いてる時点で一松って気付いてるでしょ！？
完全に気付いてるよね！？おそ松兄さん！どうなの！？
そして一松！大袈裟に咳し過ぎなんだってば！)』
ここまでの指摘からなら一松と想像出来る筈だ。
それも全て風邪のせいだと言って咳をする一松。
ハイ松は百面相をしながらおそ松と一松を交互に見た。
｢……ホントにカラ松？｣
｢っ！｣
｢なーんか様子が変だよ？な、ハイ松｣
『うぇっ！あ、う、うん！そうだね！このオーラからいちま
｢おおっとハイ松！腹にハエが止まっているぜ！
仕方がない！俺が潰してやるからな！愛するブラザー！｣
ぐふぉあっ！！！！』
またおそ松にふられて慌ててつい一松だと言いそうになるハイ松に
一松が思い切り遮って黙らせる為にハイ松の腹を思い切り殴ったのだ。
ハイ松は腹を殴られて必死に押さえながら床に寝転がった。
｢…ねぇ、やっぱり様子変だよ｣
｢フッ、様子が変か…｣
床に寝転がって痛みを味わうハイ松を無視して、
顔を近づけて心配するおそ松に一松はなんとかして
カラ松の真似をしようと、何故か構えて出っ歯を出した。
｢ノープランだ！｣
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作者名：びた一 x他1人 | 作成日時：2022年8月12日 12時
