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｢(限界だ…！なんで俺、こんな嘘を…。
もう助かる道はもうコイツを早く追い出すしかない！)｣
｢ちょ、怖いんだけどハイ松…。助けて…｣
『勝手にゲイ扱いされてるカラ松兄さんかわいそぐほぅ！！！』
｢ぼ、ボディーブロー！？｣
｢あはは…。ハイ松の腹に煮干しのカスがついていてな…。
そんな服で外に歩いたら格好悪いだろぅ？
(アイツもアイツで何しでかすかさっぱりわかんねぇ！
おそ松兄さんと一緒にハイ松兄さんも追い出さなくては…！)｣
また危うく暴露しそうになるハイ松を見た一松は
咄嗟にボディーブローをしてその衝撃で宙に浮いたハイ松。
おそ松もハイ松と一松を交互に見て混乱していた。
なんとかして誤魔化そうとし、ハイ松も追い出すことを決めた。
｢あの…おそ松…｣
｢っ！｣
声をかけられたおそ松は青ざめた顔で身体を震わせた。
｢この金でハイ松と一緒に競馬に行ってきてくれないか？｣
｢は？｣
一松が出してきたのは1000円札だった。
｢どうせ俺が行っても負ける。
だから代わ｢マジで！？良いの！？やったラッキー！フー！｣｣
『よ、よかったね！おそ松兄さん！』
一松の言葉を遮ってすぐにお金を手に入れて喜び
札にキスをしたりとかなり喜んでいるようだった。
ハイ松もなんとか空気を読もうと手を叩いて口角を上げて言った。
｢(1000円だったら安いもんだ…。
さっきのは後で、冗談だったで切り抜けよう…。
おわぁっ！？う、嘘だろ…？嘘だろ！？)｣
一松が驚くのも無理はない。
何故なら、先程寝ていたカラ松が起きてきたのだから。
目を擦りながらカラ松は一松を凝視する。
そして…。
｢っ！？｣
カラ松は自分自身のコーデを着てる一松を見て
一気に目が覚めて驚いていたのだった。
一松もカラ松が起きてしまったことが予想外だったせいか
二人は目を飛び出すくらいに驚愕していた。
｢(終わったぁ…！)｣
｢(ど、どういう状況なんだこれ！？
何故俺のパーフェクトファッションを一松が…！
っ！まさか…)｣
一松は一気に白くなり、カラ松も何故自分の服を
一松が着ているのかさっぱり分からず混乱している中、
毛布の上にかけてある一松のパーカーとジャージに気付いた。
｢？カラ松？おーい！
…なんか急に灰になっちゃった…。ま、いっか。
そんじゃ、一緒に競馬行こうぜハイ松｣
『う、うん…。……っ！？』
おそ松に続いてハイ松も競馬に向かおうとしたその時。
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作者名：びた一 x他1人 | 作成日時：2022年8月12日 12時
