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「ただいまー!皆ー!カラ松兄さんが!
パチンコにすっごい勝った「おおおおおお!?!?」」



家に戻って早速十四松がカラ松がパチンコに勝ったことを
大声で言いながら玄関に入ろうとするとカラ松に勢いよく止められた。



「ノンノンノン。十四まぁつ?十四まぁつ?」



「え?」



「何もかも違うぞ十四まぁつ。忘れたか?
俺がパチンコに勝ったことは言っちゃダメだ。アンダースタ〜ン?」



カラ松は優しく十四松に注意をして、また口止め料として
今度は緑色の飴ではなく青色の飴を渡した。



「分かった!」



十四松はカラ松から飴を貰ってバリバリと噛み砕いていた。
それと共にちゃんと了承した。



「俺は今日、パチンコに負けた」



「カラ松兄さんはパチンコに負けた!」



「そうだ。信じてるぜ…」



復唱したので次こそはと思い、家に入った。



「ただいまー!皆ー!カラ松兄さんがパチンコに負けたよー!」



「ふぅ、今日は駄目だった…」



「負けた負けた!全然勝ってない!」




スリッパを脱いで手を横に振る十四松にカラ松も小さく頷く。



「負けたよ?負けたんだよー?勝ってないって!
負けた負けた負けた負けた負けた負けた負けた!」



涙を流しながら笑う十四松にカラ松はすぐに連れて行き、また松野家の外に戻る。



「十四まぁつ!?Oh,十四まぁつ!?ン〜?十四まぁつ!」



「え?」



「怪し過ぎる…。あんなに言ったら勝ったとしか聞こえなぁい!」



「どうすればいいの?」



「パチンコの話題に触れないでおこう…。普通にただいまだけで良い…」



今度はパチンコの話題には触れないようにと言い聞かせ
口止め料として次はピンク色の飴を渡す。



「分かった!」



「信じてるぜ…」



元気に返事をして飴を噛み砕く十四松にカラ松は今度こそ信じようとした。

そして、気を取り直して三度目の帰宅。



「CRただいまー!」



「十四まぁぁぁつ!!!オーマイリル十四まぁぁぁつ!!??」



「え?」



完全にパチンコ関連の挨拶をする十四松にカラ松は止めて
思い切り身体を揺らしていた。
しかし、十四松はこの表情である。



「CRを付けちゃダメだ!どういう意味だCRただいまって!
ただいまだけで良いんだ!OK!?アハーン!?」



カラ松は口止め料を更に増やして黄色の飴とオレンジの飴を出した。



「分かった!」



「信じてるぜ!」



2本の飴を持って噛み砕いて了承する十四松にカラ松は信じることに。

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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年8月12日 12時

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