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*


「あれ、やってんじゃん」



「ホントだ」



『…!やった…!』



「よかったね、ハイ松兄さん!」



数日ぶりにチビ太の店がやっているのを見て笑みを零すハイ松に
トド松も笑顔でハイ松の肩を掴んで本人と同じように嬉しそうにしていた。



「よっ、チビ太」



「…お前らか」



「おいおい、それはないだろー?折角来たのに」



何処か寂しそうな顔をして六人を見るチビ太におそ松は笑い、
おそ松に続いてハイ松以外の4人は椅子に座った。



『はい、チビ太。チビ太のおでんには負けるけど、
元気なかったから作ってみちゃった』



「……ホント、小学生から変わったなお前」



『あはは…。うん、自覚はある』



チビ太に数日前に作っておいたおでんを渡し、
ちゃんと受け取ってくれたことを確認して、ハイ松も椅子に座った。
いつもは七人で座っていたからか少し窮屈でなかった。


ーーーーーーー



「ねえ、しばらく休んで何やってたの?」



チビ太におでんを頼んで皿には自分たちが頼んだおでんの具材。
おそ松がチビ太に店を休んで何をやっていたのか聞くが、
チビ太は無視してハイ松が作ってくれたおでんが入ったタッパーを開ける。



「やっぱうまい!」



「お?」



「あれ?」



「でもなんか…」



「いつもより…」



『…うん』



「……しょっぱいか?」



チビ太のおでんを食べて美味しいは美味しいのだが、
いつもの味とは違ってしょっぱいらしい。
何故しょっぱいのかはチビ太にしか分からない。



「おいチビ太。休んでたせいで腕落ちちゃったんじゃないの?」



「そうかい」



「「?」」



いつもならムキになって言い返すチビ太。
しかし、いつもと対応が違っている。
おそ松とチョロ松は顔を見合わせて首を傾げた。



「そうかもな…」



チビ太は星空を見上げながら端で大根をつまんで食べる。



「ん、ちょっと塩辛い」



『ええっ!?だし入れすぎたかな…』



チビ太とハイ松の会話に他の五人は笑いあっていた。


ーーーーーーー



─ゴーン、ゴーン、ゴーン



綺麗な鐘の音が教会に鳴り響く。



「カラ松、汝は健やかなるときも「誓いまぁす!破ったら死ぬからぁ!」」



「では誓いのキスを」



いつの間にか、カラ松はドブスと結婚式を挙げており、
当のカラ松は白目を剥いていた。





そして住宅街では謎の巨大植物が住民を襲っていたのだった。

●一松と僕→←○



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びたー(プロフ) - メルさん» コメントありがとうございます!そう言ってくれてとても嬉しいです!えいがのおそ松さんもいつか書きたいと思っています!(書けるとなると時系列的に2期終わりになりますが…)応援ありがとうございます。励みになります! (2022年8月2日 3時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
メル - おそ松さんの夢小説とても嬉しいです!映画の時の高校時代ハイ松さんがすごく気になります!これからも頑張ってください! (2022年8月1日 17時) (レス) id: eb7870cb0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年7月31日 23時

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