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結局、俺は何に対して笑ってたんだろうか。
変な目で見てくるのはもう慣れた。
1年の冬からそんな目で見られてるのだから。
入学したての頃は、
そんなこと一切無かったのに。
寧ろ、俺はいない存在として
扱われたのかもしれない。
せいぜい話したのだって、
少しだけならイデア先輩やオルトくん、
まあまあ話したのはルーク先輩だったけど、
シルバーと親友になってからは
シルバーとは沢山話すようになったっけ。
「おはよう、A」
『ああ、おはよう。シルバー』
せっかくだから、
シルバーに今日見た夢の話でもしておこう。
今日の話題を見つけられた。
『今日な、変な夢見たんだよ』
「夢？」
『俺がオーバーブロットした夢』
「……………」
シルバーは目を開いて絶望した顔をする。
夢だっつってんのに。
苦笑いしながらシルバーにそう言うも、
シルバーの表情は何一つ変わらない。
『落ち着いて、シルバー。ほんとに
夢だから、安心しろ』
「………あ、ああ」
『まぁ、でも……正夢もあり得るかもな』
「そういうことを言うのはダメだ、A」
『ごめんごめん』
少しからかっただけだけど、
まさかこんな怒るとは思わなかった。
そんなに親友を大事にしてるんだなって思うと
ちょっと照れ臭くなってしまう。
後でジュースでも奢って機嫌を治して貰おう。
とりあえず、この夢の話は置いとこう。
変にからかっても怒られるだけだ。
『もうすぐハロウィーンだけど、
シルバーは何か思い出とかある？』
「…………ハロウィーン。
10年前に恐ろしい出来事ならあったな
親父殿がちょっと……」
『え、何？
リリア・ヴァンルージュ先輩何やらかしたの』
あの先輩のことだ。
ハロウィーンの日に
子供がトラウマになるような仮装して
ハロウィーンを楽しんでいたに違いない。
絶対にあの人ならやりそうだ。
だけどまあ、一応内容は知りたいわけで。
「……ああ」
『いや、返事じゃなくて
あの先輩何やったの』
「……ああ」
『シルバー！？』
遠い目で歩くシルバーに
俺は戸惑いを隠せない。
いつものシルバーじゃない。
あの人まさかシルバーにハロウィーンに
トラウマを与え付けたな。
絶対そうだ。断言できる。
『まあ……ハロウィーンのイベントで
何か問題にならないと良いけどね』
「そうだな」
面倒事に巻き込まれても
良いことなんてこれっぽっちも無いしな。
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びたー(プロフ) - 天馬さん» いえいえ！こちらもリクエストありがとうございます！！そう言ってくれると励みになります！はい！更新頑張りますね！ (2021年2月13日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
天馬 - 遅くなってしまいましたが、続編おめでとうございます！何時も楽しく見てもらっています！そして、リクエストもありがとうございました！……主くんと2年生の絡みが最高過ぎませんか……？特にシルバーくんとの親友設定すっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2021年2月7日 23時
