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「ジェイドー！！」
「うるさい！静かに開けろ！」
書類を真剣に見ていたのか
いきなりジェイドの名を大声で上げる
フロイドにアズールは怒鳴っていた。
ジェイドは真顔で「なんです？」と答える。
やはり、まだ怒っているようだった。
「……あの時はごめん
これ、ジェイドの為に作った」
そう言ってフロイドが見せたのは
自分で作ったテラリウムだった。
とても綺麗な仕上がりに
ジェイドもアズールも目を見開いていた。
「フロイド……すごいですね
仕上がりが完璧ですよ」
「Aからテラリウムのキット貰ったけど
つまんねぇから色々足したらこーなったの」
「なんですか、その能力」
色々足してみた結果、
ものすごく綺麗な仕上がりとなった
フロイドにアズールは的確なツッコミをする。
「仲直り……してくれる？」
「ええ、許しますよ」
そんなこんなで長かった喧嘩は
ようやく幕を閉じた。
「ほんとに騒がしい奴らです」
アズールはやれやれとでも言うような表情で
仲直りする二人を見詰めており、
Aは開いてるVIPルームの扉の前で
腕を組みながらはぁっ、と
溜め息を吐いていた。
「ということで、今から僕は
このテラリウムを飾りに行ってきますね」
「行ってらっしゃ〜い」
「ったく、早く帰って来てくださいよ？
まだ仕事は沢山あるんですから」
両手で持ちながらテラリウムを運ぶ。
すると、フロイドが勢いで開けた際に
ネジが一本飛んでしまったのか、
ジェイドの靴に思いっきり踏んでしまい、
ネジが転がり、その衝動でテラリウムが浮く。
すると、次の瞬間。
がしゃーんっ！、という音が聞こえ、
扉にいたAは開けて中を確認する。
フロイドが作ったテラリウムが
壊れてしまった。
「……あ゛ぁ？
どれだけ苦労して作ったと思ってんの？
もうジェイドなんて知らねー
二度と話し掛けに来んな」
「おやおやおやおやおやおやおやおや」
完全に立場が逆転してしまった。
フロイドに嫌われたショックからなのか
ジェイドは「おや」としか
話せなくなってしまった。
それか、テラリウムを自らの手で
壊してしまったショックから、
頭が壊れてしまったかの2択だ。
「A」
『コイツら、ほんとにめんどくさっ』
次の日、またサムの所で
お子様用のたこ焼きセットを買う
Aの姿を見たものが数名いたとかいないとか。
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びたー(プロフ) - 天馬さん» いえいえ！こちらもリクエストありがとうございます！！そう言ってくれると励みになります！はい！更新頑張りますね！ (2021年2月13日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
天馬 - 遅くなってしまいましたが、続編おめでとうございます！何時も楽しく見てもらっています！そして、リクエストもありがとうございました！……主くんと2年生の絡みが最高過ぎませんか……？特にシルバーくんとの親友設定すっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2021年2月7日 23時
