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ｰモストロ・ラウンジｰ厨房ｰ
『ジェイド、今日は厨房か』
「ええ、宜しくお願いします」
俺が来たときには既に準備も整っていたのか、
ボウルや箸、皿など置いてあった。
『ああ』と返事をし終えて、袖を捲り、
石鹸もつけて手を洗う。
『ジェイド、フロイドには
テラリウムのキットを渡したぞ』
「ほぅ？それで？」
『……お前も変な意地なんて張らないで
フロイドが謝ってきたら
ちゃんと許してやれよ？』
じゃなきゃ、アズールと俺の胃が痛む。
なんて皮肉を言うと、
ジェイドは顔色一つ変えずに
「どうでしょうね」と一言返す。
もし、許さなかったら、
フロイドが泣くか暴れるか
寮生が締められるかの3択だな。
「スペシャルドリンクのオーダー入りました！」
「こっちはシーフードパスタです！」
『ぐっ……ジェイド、スペシャルドリンク』
「分かりました」
シーフードパスタか……。
隣にいたジェイドに
スペシャルドリンクを作るように頼み、
シーフードパスタに必要な
エビとイカゲソ、アサリを取り出す。
既に鍋の中にお湯が出来ており、
パスタを鍋の中にぶちこんだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
『はい、ジェイド。賄いだ』
「ありがとうございます」
本日の賄いであるシーフードパスタを
ジェイドや、オクタヴィネルの寮生、
そしてバイトをしている他の寮生に配る。
ジェイドは燃費が悪いと言っているので、
ジェイドがいる時は
いつも他の寮生とは少し多めに作っている。
正直、シーフードパスタを賄いとして
作るのは本当に勇気がいる。
最後にスペシャルドリンクを作り、
今日の仕事は終了した。
＿＿＿＿＿＿＿＿
あれから部屋に籠もっていたフロイドは
どうしているのだろうと思い、
仕事を終わらせて
ジェイドとフロイドの部屋へと向かう。
『フロイド、どう……だ』
「あ、A〜。
説明通りに作ったんだけど
何か足りねぇなって思ったから
学校の庭の草とか葉っぱとか花とか
色々混ぜたらこんなことになった」
テラリウムのキットのパッケージで
見たのと全然違っており、
ものすごく綺麗なテラリウムだった。
天才って怖い。
陸の自然とかそこまで詳しくはないが
ものすごく綺麗ってことは分かった。
「ジェイドぉ〜！」
気分が良いのかフロイドは
自分で作ったテラリウムを持って
ジェイドとアズールがいるであろう
VIPルームへと駆け込んだ。
『……天才ってすげぇな』
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びたー(プロフ) - 天馬さん» いえいえ！こちらもリクエストありがとうございます！！そう言ってくれると励みになります！はい！更新頑張りますね！ (2021年2月13日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
天馬 - 遅くなってしまいましたが、続編おめでとうございます！何時も楽しく見てもらっています！そして、リクエストもありがとうございました！……主くんと2年生の絡みが最高過ぎませんか……？特にシルバーくんとの親友設定すっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2021年2月7日 23時
