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【Aの願いごと】
ｰオクタヴィネル寮ｰAの部屋ｰ
願い事を何にしようか考えていると、
Aの部屋のドアから
コンコン、とノックする音が聞こえる。
『入って良いよ』とAが言うと、
ドアノブがひねられた。
「こんにちは、トリオント先輩
願い星を集めに来ました」
「邪魔するんだゾ」
『おや、汝らか』
星送りの衣を着たデュースと
その手伝いとしてグリムがやって来た。
デュースが言ったように、
願い星を集めに来たのであろう。
「早速で悪いですが
願いごとは決まりましたか？」
『……そうだな……
『アズールとジェイドとフロイドが
これ以上問題を起こしませんように』』
黒い願い星はAの願いごとにより、
奇麗に光る。
Aにしては、想像していたものと
遥かに違う願い事だったのか、
少しだけデュースとグリムは黙ってしまう。
「……何かすごくまともなんだゾ」
『は？そんなに珍しいか？』
「いや……何となく分かる気がします……
あの3人何というか……怖いというか……」
イソギンチャクの件以来から
オクタヴィネルの人たちのことが、
怖い印象しか無いのか、
少し震えながら言うデュースに
Aは『何かすまん……』と素直に謝る。
しかし、何故Aは
普通に話せているのだろうか。
それだけが謎である。
『アイツら……取引相手に対しての
やり方の手口が酷いんだ……
アズールにやり方を変えようと言っても
全く変える気なんてないし、
たまに血とか付着してるし……
誰が後始末をすると思っているんだ……
後、たまにアイツら頭弱くなるときあるから
すっげぇ頭と胃が痛くなる
特にフロイドッ！！！！』
フロイドと同じ寮であり同じクラスである
Aは毎回気分によって変わる
フロイドの行動に溜め息を吐いていた様子。
そして、不満が爆発したのか、
デュースとグリムにストレスをぶちまけていた。
「別にアイツの世話なんか
やらなきゃ良いじゃねーか
オメーは世話焼きすぎなんだゾ」
『アイツらは所謂ビジネス仲間だから
ビジネスとしてそれぐらいのことは
しなくちゃいけないかと思ってね』
「ビジネス……」
Aの発言に少しだけ違和感を持ったのか
そう呟いて黙ってしまうデュース。
それに気付いたのかAは
『どうしたんだい？』とデュースに声を掛けた。
「……いえ、その願い。きっと叶いますよ」
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びたー(プロフ) - 天馬さん» いえいえ！こちらもリクエストありがとうございます！！そう言ってくれると励みになります！はい！更新頑張りますね！ (2021年2月13日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
天馬 - 遅くなってしまいましたが、続編おめでとうございます！何時も楽しく見てもらっています！そして、リクエストもありがとうございました！……主くんと2年生の絡みが最高過ぎませんか……？特にシルバーくんとの親友設定すっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2021年2月7日 23時
