・Four ページ34
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「以上の3人が、今年の“スターゲイザー”です
みなさんはこれからお配りする“願い星”を
“スターゲイザー”に渡してください
ただし、願いごとは“スターゲイザー”の前で
きちんと口に出すこと！
そうしなければ“願い星”は光りません
光らない星なんて、飾っても寂しいだけでしょう
ちなみに今年は学園外から
新聞記者の方々もいらっしゃいます
つまり、我が校の“星送り”がローカル新聞に
掲載されるわけです
できるだけ多くの“願い星”が集まるよう
協力してください
では、全校集会は以上です。解散！」
学園長からの長い話も終えて、
“願い星”を配られた生徒は
大きく伸びをしながら帰っていく。
『シルバーは何か願い事あるか？』
「俺は『親父殿が長生きしてくれますように』だ」
『お前……親思いだな。先輩泣くぞ』
願い星を持ちながらそれぞれの寮に戻ろうと
廊下を歩くシルバーとAは
願い事について話をしていた。
「そうだったら嬉しいな……
Aはどんな願い事をするんだ？」
『んー……何だろうな』
「決まっていないのか？」
『……そんな感じかな』
黒くなっている願い星を見詰めながら歩く
Aにシルバーは不思議そうに
首を傾げている。
『過去は色々あったし、
この先の未来も色々あるだろう？
どうせなら海の泡になりたいけど
家のこともあるし…
その願い事はやめようと思っている
だったら、どんな願い事をすれば良いのか
分からなくなってしまってな』
「……俺は…Aには幸せになって欲しい」
『…シルバーは俺にどう幸せになって欲しいの』
声のトーンが静かになり、
首を少し傾げながらシルバーに聞くA。
「それは分からない
だが、Aに幸せになって欲しいから
親友として何かしてあげたい」
『……そっか、ありがとう』
シルバーの言葉にAは
クスリと笑いながら微笑みをかける。
Aの笑顔を見て、
ホッとしたのかシルバーも微笑む。
『それじゃあ、シルバー。願い叶うと良いな』
「ああ、Aの願いもな」
『うん、それじゃあ』
鏡舎に着いたのか、
それぞれの寮で手を振って分かれる2人。
鏡をくぐると泡が浮かんでいるのが見える。
オクタヴィネル寮に入ると、
寮服を着た寮生を見掛けるが、
Aはすぐに自室へと入って行った。
『………願い事か……』
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びたー(プロフ) - 天馬さん» いえいえ！こちらもリクエストありがとうございます！！そう言ってくれると励みになります！はい！更新頑張りますね！ (2021年2月13日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
天馬 - 遅くなってしまいましたが、続編おめでとうございます！何時も楽しく見てもらっています！そして、リクエストもありがとうございました！……主くんと2年生の絡みが最高過ぎませんか……？特にシルバーくんとの親友設定すっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2021年2月7日 23時
