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「では、発表しますよ？
本当に本当に発表しちゃいますよ！？」
中々焦らしてくる学園長に
Aは『(早くしろよ)』と苛つき始める。
苛ついているのはAだけではなかった。
「もったいぶってねえでさっさと発表しやがれ
こっちはくだらねえ行事のために
わざわざ全校集会にまで参加してやってるんだ」
「努力もせずに星に願いを捧げようだなんて……
考えることが甘いのよ」
「はあ……今年もイミフなイベが始まってしまった……
早く終わってくれないかな……」
「もう、兄さんったら」
このように、星送りのイベント事態に
不満を持っている人が続出していた。
しかし、生徒の中には
不満を持っていない人も少なくはない。
「……例年どおり、聞こえてくるのは
否定的な声ばかりだな」
「フン。たとえ“スターゲイザー”に
選ばれたとしても役割を
完璧にこなせばいいだけだろう？
わざわざ騒ぐ気持ちがボクには理解できないね」
「……だな」
スターゲイザーに不満を持っている人が
理解出来ないでいるリドルと
苦笑いして言うトレイ。
「“スターゲイザー”……
一度でいいから選ばれてみたいな〜！」
「本気で言っているのか？
適当な占星術で、面倒くさい仕事を
任されるなんてたまったもんじゃない」
逆に“スターゲイザー”に選ばれてみたい
カリムの考えにジャミルは呆れて言う。
「“スターゲイザー”……考えようによっては、
新たなビジネスチャンスにも
繋がりそうなポジションだ
立候補が認められるなら
ぜひ、名乗りを上げたいものです」
「聞き出した願いごとを利用するつもりですか？
ふふっ……それもなかなか楽しそうですね」
「オレはメンドイし、ぜってーやりたくねー」
「フロイドに同意見だ
全校生徒の願い星を集めるのに
どれだけ苦労するのか……
アイツらは分かっているのか？」
目的は行事の為ではなく、自分の仕事の為。
何かを企むアズールとジェイドに
フロイドとAは全然乗り気ではなかった。
「では、発表します！
1人目の“スターゲイザー”は……
10月25日生まれ
トレイ・クローバーくん！」
「！
まいったな……まさか俺が選ばれるとは」
「おめでとう、トレイ
ハーツラビュル寮生として恥ずかしくないよう
しっかりと役目を果たすように」
「……はい、寮長
選ばれたからには、頑張らないとな」
一人目として選ばれたトレイは驚きこそはしたが
決して文句を言ったりはしなかった。
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びたー(プロフ) - 天馬さん» いえいえ！こちらもリクエストありがとうございます！！そう言ってくれると励みになります！はい！更新頑張りますね！ (2021年2月13日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
天馬 - 遅くなってしまいましたが、続編おめでとうございます！何時も楽しく見てもらっています！そして、リクエストもありがとうございました！……主くんと2年生の絡みが最高過ぎませんか……？特にシルバーくんとの親友設定すっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2021年2月7日 23時
