・Nine ページ19
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イライザの魔法によって、
動くことすら出来ないデュースとAは
イデアを助けようと暴れてみるも
やはり魔法は一向に解けない。
「じたばた暴れるな
姫様の願いがやっと叶う、大切な式なんだぞ！
姫様は幼き頃からの夢をずっと大切にしてきた
とても純粋な方なんだ
そんな愛情溢れる姫様が、今夜ついに
理想の王子様と結ばれる……
……こんなにめでたいことはない
本当に、喜ばしい……」
とイライザの結婚を祝福しているようだが、
チャビーの表情は何処か浮かない表情だった。
「た、大変です！！」
「ん？何事だ」
「何者かが門を強行突破！
我が隊を蹴散らしながら
結婚式場に向かってきています！」
「なんですって！
おめでたい結婚式に乱入だなんて……
今度はいったいどんな無礼者！？」
ゴーストの会話を聞いて
早く察したAは驚いた顔をし、
『もしかして……！』と呟く。
4人は門にいたゴーストを追い払うことが
出来たのであろう。
「小柄な赤毛の男。顔にハートマークのある男。
可愛い顔の男。そして金髪のおかっぱ頭の男です！」
「リドルとエースと……」
「エペルにルークね」
「結局力に物言わせてんじゃねえか！」
「花嫁の心を奪う、という当初の作戦は
どこにいったのやら」
「こんなことなら、俺も最初から
暴れときゃよかったぜ」
4人の男の正体が分かり、
呆れる者もいれば、少し後悔する者。
そして、一安心する者もいた。
「オレ、リドルくんが最初にキレたに
購買のパン1つ♪」
「あはっ、想像つくわー
じゃあ、オレもハナダイくんと同じパンに2つ〜」
「それでは勝負になりませんよ」
「確かに〜！」
そして、購買のパンを欠けている者もいた。
3人の会話を聞いていたAは
遠い目で見詰めていた。
しかし、3人の会話を聞いて笑う者もいた。
「拙者の命がかかってるというのに
よく談笑できますね！？」
「姫様の望み続けた結婚式……
邪魔をさせるわけにはいかぬ！」
「絶対に侵入者を捕らえるのじゃ！」
4人を捕まえる為に、
ゴースト達は大食堂を出て行ってしまった。
早くしなければ時間の問題だ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
大食堂にはトランペットの音が響く。
結婚式が始まってしまったのだ。
「汝、イデア・シュラウドは病めるときも
健やかなるときも…………うっ……
うっ、うう〜！
じいやは、感動で涙がとまりません……！」
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びたー(プロフ) - 天馬さん» いえいえ！こちらもリクエストありがとうございます！！そう言ってくれると励みになります！はい！更新頑張りますね！ (2021年2月13日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
天馬 - 遅くなってしまいましたが、続編おめでとうございます！何時も楽しく見てもらっています！そして、リクエストもありがとうございました！……主くんと2年生の絡みが最高過ぎませんか……？特にシルバーくんとの親友設定すっごく好きです！これからも頑張ってください！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2021年2月7日 23時
