・One ｰ熱砂の策謀家ｰ ページ6
✻
ｰ鏡の間ｰ
今日からウィンターホリデー
殆どの人は実家へ行くらしく
鏡の間ではざわざわとしながら
沢山の生徒がいた
「ううっ……アイツらの顔を見ると、
モストロ・ラウンジでの過酷な労働が
思い出されるんだゾ」
「確かにあれは辛かったな」
「思い出させんなよ」
リーチ兄弟に絡まれていたのか、
頭にイソギンチャクを生やされて
散々コキ使われた2人と1匹は
はぁ、と溜め息が吐きそうなくらい
肩を落としていた
『おや？ユウくん達じゃないか』
「げっ……A先輩……」
荷物は持っていないが、
Aがユウ達の前に現れた
リーチ兄弟の次は
Aの顔を見ることになり
エースは分かりやすく嫌な顔をしていた
『君たちも実家に帰るのかい？』
「はい、そうです
トリオント先輩も帰るんですか？」
『フッ……それが今年も行けなくてな…
どうやら父と母は魔の悪魔の
封印の儀式をやることに忙しいようでな…』
「あー……ここに残るってことですね……」
Aの何時もの遠回しな発言に
エースは呆れた顔をしながら
何となくAの言葉の意味を答える
「……さて。だいぶ生徒が少なくなってきたな
僕たちもそろそろ帰るとするか」
「そーね。A先輩の話も疲れたし
そうだ、ユウ
さっき学園長にスマホもらったなら、
マジカメのID交換しとこーよ
連絡とれたら色々と便利だし」
「そうだな。僕とも交換しよう」
先程、学園長から貰ったスマホで
ユウはエースとデュースと交換しようとする
Aはその様子を微笑ましく見ていた
「よし、登録登録……っと
冬休み中、寂しくなったら
連絡してきてもいいぜ〜」
「用もないのに連絡しないよ」
ユウの辛辣な言葉にAは
『あらら…』と言って驚いた顔をする
「出た。ユウのマジレス
冗談だっつーの」
「こいつのくだらない冗談はさておき
なにかあったら遠慮なく連絡してこいよ
じゃあ、母さんが待ってるだろうから
僕ももう行く
ユウ、グリム、
それとトリオント先輩、良いホリデーを」
「んじゃ、オレも行きますか
ユウ、グリム、A先輩、また来年な〜」
そうして、ユウのマブである
二人も実家へと帰ってしまった
Aは手を振りながら
『良いホリデーを』と丁寧に見送りをした
「いつも騒がしすぎてウゼーと思ってたけど
いざいなくなってみると……
アイツら本当に毎日ウルセーってことが
よくわかるんだゾ」
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びたー(プロフ) - 遠井茜さん» こちらこそ！ご指摘ありがとうございます！男主くんのキャラ好きと言ってくれてすっごく嬉しいです！(最近キャラ定まってなくて自分でも心配になってきた……)はい！ありがとうございます！！ (2020年12月29日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - にゃーさん» いえいえ！こちらこそ、リクエストありがとうございました！はい！またリクエストお待ちしていますね！ありがとうございます！！ (2020年12月29日 23時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
遠井茜(プロフ) - 変更ありがとうございます。男主くんのキャラとか結構好きでお話も面白いのでこれからも頑張ってください！ (2020年12月28日 10時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - リクエストありがとうございます！主くんとの関係性好きです……またリクエストしますね！更新頑張ってください！応援してます！してます！ (2020年12月28日 0時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - 遠井茜さん» コメントありがとうございます！不快な思いをさせてしまって、本当にすみません…。主くんの喋っているかっこを書き直させていただきます！この度はご指摘&アドバイスありがとうございます！！ (2020年12月27日 16時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2020年12月20日 21時
