・Twenty eight ｰ番外編ｰ ページ33
✻
『…………』
ディアソムニア寮に来てみたものの
やはり緊張と不安があるのか
プレゼントを抱えながら固まっているA。
わざわざ年明けで
こんなに緊張するなんて思ってもみなかった
とAはプレゼントを
抱き締めながら唇を噛んでいた。
「おや、Aではないか
明けましておめでとう」
『うわぁぁああああ！！！』
聞き覚えのある声にAは大声で叫び
後ろを振り向くとリリアの姿だった。
しかも、ちゃんとおめかしまでしてあり
何故、今日の主役がこんなところにいるかは
リリア本人しか知らないだろう。
Aは咄嗟に箱のプレゼントを後ろに隠す。
「なんじゃ？
わしの誕生日パーティーに来てくれたのか？」
『た、たまたま通っただけです！！』
「ほぉ？ディアソムニア寮まで来てか？」
ニヤニヤしながら言うリリアに対して
言い返せないのかそっぽを向くA
リリアはAの後ろに隠れてある
プレゼントが目に見え
そんな姿が愛おしいのか
思わず笑ってしまう
『…ちゃんとお、お祝い…しに……来ました』
「そうかそうか。それじゃあ案内する
お主が来てくれてシルバーも喜ぶじゃろう」
微笑みながらAの手を引いて
誕生日会場に向かおうとするリリアだが
Aは驚いた顔をして
『待ってください！』と大声で言う
『………あの……会場は良いので
これ、プレゼントです…』
「うむ、本当に祝ってくれるとはな」
『当たり前じゃないですか！
俺をなんだと思ってるんです！？
お誕生日おめでとうございます
リリア・ヴァンルージュ先輩
後、明けましておめでとうございます』
恥ずかしくなったのか
俯きながらボソボソと言うAに
リリアは全部聞こえていたのか
満足気な表情をする
「ああ、ありがとう
そうだA、
わしの作った料理もあるぞ
食べて行くと良い」
『大丈夫です』
用を済ませたのか『失礼します』と言って
Aはディアソムニア寮を後にする
リリアは首を傾げて不思議に思いながらも
手を振ってAを見送り
歩きながら早速プレゼントの中身を開けた
「アイツ、わしの事が嫌いなのか？」
中には大量のマシュマロが入っていた
しかし、大量のマシュマロの中に
チラリと何かがあるのに気付き
それをかき分けると
可愛らしいデザインのヘッドホンがあった
翌日、お礼を伝えようと少しの悪戯も兼ねて
Aに会いに行くリリアの姿と
それに対して逃げるAの姿があった
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びたー(プロフ) - 遠井茜さん» こちらこそ！ご指摘ありがとうございます！男主くんのキャラ好きと言ってくれてすっごく嬉しいです！(最近キャラ定まってなくて自分でも心配になってきた……)はい！ありがとうございます！！ (2020年12月29日 23時) (
レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - にゃーさん» いえいえ！こちらこそ、リクエストありがとうございました！はい！またリクエストお待ちしていますね！ありがとうございます！！ (2020年12月29日 23時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
遠井茜(プロフ) - 変更ありがとうございます。男主くんのキャラとか結構好きでお話も面白いのでこれからも頑張ってください！ (2020年12月28日 10時) (レス) id: 644f0d831e (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - リクエストありがとうございます！主くんとの関係性好きです……またリクエストしますね！更新頑張ってください！応援してます！してます！ (2020年12月28日 0時) (レス) id: cb56eb981d (このIDを非表示/違反報告)
びたー(プロフ) - 遠井茜さん» コメントありがとうございます！不快な思いをさせてしまって、本当にすみません…。主くんの喋っているかっこを書き直させていただきます！この度はご指摘&アドバイスありがとうございます！！ (2020年12月27日 16時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びた一 | 作成日時：2020年12月20日 21時
