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猫嫌いの人とかちっちゃい毒舌な人と友達になり、何となくモヤモヤは晴れた気がした。
「恋、かあ…………」
「え…伊野ちゃん……恋ってまさか..」
「へっ?は、ちょ、そんなんじゃねえよ!」
「伊野ちゃんのそういう口調久々かも。
しっかし親友がこんなに可愛くなるなんて誰が想像したかね…」
「大ちゃん…可愛い可愛い言うけど俺男だよ…。」
「男でも可愛い男も居るもんだよ。知念とか。」
「山田とか…ね、。」と呟いたのは気付いていないフリをする。
そんな時俺の運命のチャイムが鳴った。
どうしよう…伊野尾だから前から2番目なんだよな……しかも前の大ちゃんが小さいから余計見えるって言う。
「はい、お前ら座れ〜。」
薮先生だ………
「5組の担任の薮です。これからよろしく。」
女子がかっこいいかっこいいと騒いでたけど、この時俺は凄い間抜けな顔してたんだろうな。
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放課後、幸いにも光と知念は逆方向だ。
だからか、大ちゃんは俺も中学の時仲良くさせてもらってた山田が駅まで迎えに来いと言うらしく、そそくさと帰っていった。
嬉しそうだったけどね?
考え事をしていたら、いつの間にかよく薮先生がいると言う資料室に来ていた。
「……ヤバい、まずい。」
「あれ、いのう……だっけ。どうしたの。」
「あっ…えっと、伊野尾です。えっと…………」
「ふは、伊野尾か。ごめんごめん。先生と話したいんですかー?」
「まままま、まあ、はぃ………。」
「ん?(笑)上がって〜」
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作者名:ゆで卵 | 作成日時:2017年9月2日 15時