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ユーリさんの案内を受け、恐る恐る少女は中へと招かれた
「わ……」
古そうに見えた外装とは異なり
入ってすぐの大広間は、ツヤツヤとした床に、
豪華な装飾。
高い天上にはこれまた大きなシャンデリアが輝いていた。
ふかふかそうなソファ、立派な時計、
中央に赤いカーペットが轢かれた階段を登った先には
いくつもの扉が並んでいる。
ユ「とりあえず、お風呂にでも入ってきなよ」
「い、いえ！大丈夫です！」
ユ「いや、風邪ひいちゃうよ。ほら、ここ」
「……へ？」
ずっとユーリさんの後について歩いてきた私だったのだが、ピタッと止まり、ある扉を指さしたユーリさん
ユ「着替えは準備させるからさ」
「いや、でも！」
ユ「ほら、行った行った」
小さく見えた体からは想像できなかったが、
ユーリさんはグイグイと強い力で私の背中を押した
「わっ！」
バタン
ユーリさんに無理やり押し込まれる
ユ「ごゆっくり〜」
「……ありがとう、ございます？」
ユーリさんって意外と強引……？
続く
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作者名：みかんちゃん | 作成日時：2019年12月22日 20時
