16話 ページ18
夢主 side
俺はあろえさんの部屋に向かった。
ｺﾝｺﾝｺﾝｯ!!
『あろえさん。お話よろしいですか？』
ar「どーぞ。」
『失礼します。』
部屋に入るとあろえさんは机に向かって座っていた。
『今まで黙っててすいませんでした。』
ar「ううん。AもAなりの理由があったんでしょ？」
こっちを向いて喋ってくれない…
『俺の事嫌いになりました？幻滅しました？それが良かったのかもしれませんね。俺と一緒にいたら貴方まで不幸になってしまう。そんなの俺は耐えられない。
俺はずっとあろえさんのことが大好きでした。』
泣いちゃダメなのに…
泣きたいのはあろえさんの方なのに…
涙が止まらない。
俺が下を向き袖で涙を拭っていると
ar「そんなに苦しいならなんで助けを求めないんだよっ!!俺ってそんなに頼りないっ！？」
『そんなことないっ！！あろえさんはいつも俺に声をかけてくれたっ！！それだけで嬉しかったっ…』
ar「じゃあ助けを求めろよっ！！俺でもぐっちでもたらこでもげんぴょんでも!!誰でもいいから助けを求めろよっ…」
あろえさんは俺に近づき喉を触る。
ar「そしたらっ……こんな傷だって背負わないですんだのにっ…」
あろえさんの涙を初めて見た。
ぎゅっと抱きしめられた。
ar「すきだよっ…好きなんだよ俺も…Aのことが大好きなんだよっ…」
きつく､きつく…
『おれもっ…だいすきっ…ですっっ……』
数分抱き合ったあと
ar「敬語無し呼び捨てがいいな…
ぐっちだけ呼び捨てとかずるいしっ…」
『わかりま……わかった。
あろえ…大好き。』
そう言って頬にキスをすると
ar「ここじゃないの？」
そう言って俺の唇にキスをした。
『ずっ!!ずるいっ！！』
俺は顔を真っ赤にしてその場に座り込んでしまった。
正しく言うと腰を抜かしてしまった。
ar「なーに腰抜かしてんの？」
そう言って俺を姫抱きにしてベッドに連れて行ってくれた。
ar「今日は一緒に寝よ？」
『うん。俺も一緒に寝たい。』
狭いベッドに男2人って…
けどその心地よいぬくもりと心音で俺はすぐに夢の中へと飛び込んだ。
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ニナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最終話ほんとに、あろさぁぁん(´；ω；｀)ってなりました (2020年10月18日 9時) (
レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 完結おめでとうございます！最後はHappyENDかと思ったんですけど、ある意味BADENDになりましたね…まあ捉え方によってはHappyENDですけどね！次回作も期待しています！ (2020年10月14日 16時) (レス) id: 2df7064158 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 応援してます。頑張ってください。 (2020年10月10日 8時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
ぢゃぎんぼあい - 国王キモすぎw (2020年9月22日 12時) (レス) id: 79a6ee7d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬼羅 | 作成日時：2020年9月12日 4時
