絶対に好きになってはいけない。【are】

14話 ページ16

夢主 side


「あははははっwww」

狂ったように笑い始めた。


『何がおかしい。』


「奴 隷なんぞとっくの昔に殺しておるわ。」

えっ。


「お前もしかしてノーマン家の息子かww」

『なっ!!』



バレてるっ!!?


その瞬間天と地が逆になった。



「へへっ。ずっと黙っておったがお前がノーマン家の者だとわかった時彼奴は殺したぞ!!ははははっ！！」


手首を上で拘束され身動きが取れない。


『巫山戯るなっ!!』


俺の目からは涙が流れる。


「あぁ。その涙さえも美しい。



もういっそここで俺のものにしてしまおう…」


そう言った瞬間服の中に国王の手が忍び込んでくる。


『ヒッ…や､やめっ！！』


バンッ！！



扉が勢いよく空いた。


rd「さぁ。今すぐその子を離してもらおうか。」


銃を国王に向け近づく。


「それ以上近づくとこいつを殺すぞ？いいのか？」


さっきまで俺が持っていたナイフを俺の首に突きつけている。



このままだと…


『らっだぁさん!!撃ってくださいっ！！』

rd「いいの？」


『いいんです。俺死ねる覚悟できてるんで…』


結局みんな俺のせいでいなくなっていく。


俺が何をしたって言うんだよ。



「なら俺のところに来ればいいじゃないかぁ。」


国王がそう耳元で囁く。


『絶対お前のところになんか行かない。行くんだったら死んだ方がマシだ。』


そう言った瞬間首に当たっていたナイフがくい込んだ。


『あ"ｧｯ!!』


「まだそんな生意気な口を聞けたのか。


ならここで暴露してやろう。



よくきけよ？」


『やめろっ!!』

「こいつはなぁ。男に抱かれてよがってんだよ。


あははっww無理矢理にでも抱いて正解だったなぁww」



俺は肩を落とす。


最悪だ。隠していたのに



その瞬間国王が後ろに倒れた。



胸を撃ち抜かれて死んでいた。


殺したのは…


『ぐ…ちつ…ぼ？』

gt「首。手当する。」


怖い顔をして俺に近づいてくる。


いや。悲しそうに顔を歪めている。



どうしてそんな顔してるんだよ。



『やらなくていい。穢れた俺を触らない方がいいぞ。』


服の袖をちぎって首に当てる。


次の瞬間…


ﾊﾟｼﾝｯｯ!!


ar「軽々しく死んでいいとか言ってんじゃねぇよっ!!」



あろえさんに頬を叩かれた。


『えっ…』


ar「俺が､俺がきちんとしてなかったから…


Aの苦しみも悲しみも一緒に抱えてあげられたかったから…」


唇を噛み締めるあろえさん…

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