10話 ページ12
あろえ side
ゆっくりと頭を撫でたあと俺は問う。
『Aさん。俺と貴方はどこかでお会いしたことありますか？』
返事はない。
すぅすぅと可愛らしい寝息が聞こえる。
俺はこの人を知っている。
けど誰だったかは思い出せない。
俺はAさんの髪をかき分け右耳をそっと触った。
そこには見覚えのあるキズ…
『なっ…んでっ…』
これはAがしょぼすけさんと対人戦を組んだ時にできたキズ…
いや。たまたまかもしれない。
けどこの髪色
あの眼差し
この華奢な身体
全部。
全部全部!!
俺は知っている。
俺は部屋を出てある人を訪ねた。
『今大丈夫？
げんぴょん。』
gn「何。そんな怖い顔して。」
『調べてくれないかな。ノーマン家について。』
gn「ん。暇だからいいよ。」
ぐちつぼ side
夜になりAが心配だったので部屋に向かった。
ｺﾝｺﾝｯ
『ねてる？よな。』
安心して部屋に入った瞬間俺は床に押し倒された。
目の前には殺気に満ちたA。
『Aっ？』
「早くっ！！」
『えっ？』
「はやくおれをっ…突き飛ばせっ！！俺はこれ以上殺気に抗えないっ!!だから早くっ！！らっだぁさんを呼んできてっ！！」
そう叫ぶAの顔はとても歪んでいて苦しそう。
なんで。
なんでAだけこんな苦しい思いをしないといけないんだ。
神様。人はみんな平等じゃないのか？
俺は迷わずAのみぞおちに1発入れ手足を拘束し部屋を出た。
急いでらっだぁの部屋まで走った。
ﾊﾞｧｯﾝｯ!!
rd「ぐちつぼ！！？どうしたの。」
『今すぐ地下の牢屋の鍵開けてきて！！Aがっ！！』
俺はらっだぁに説明し牢屋の鍵を開けてもらった。
部屋からAを抱えて牢屋に向かった。
手枷､足枷をつけてベッドに寝かした。
rd「あとは俺がついとくから。ぐちつぼは寝な？」
『ありがと。』
俺は部屋に戻ったがAのあの殺気に満ちた目を思い出しあまり寝付けないでいた。
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ニナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最終話ほんとに、あろさぁぁん(´；ω；｀)ってなりました (2020年10月18日 9時) (
レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 完結おめでとうございます！最後はHappyENDかと思ったんですけど、ある意味BADENDになりましたね…まあ捉え方によってはHappyENDですけどね！次回作も期待しています！ (2020年10月14日 16時) (レス) id: 2df7064158 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 応援してます。頑張ってください。 (2020年10月10日 8時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
ぢゃぎんぼあい - 国王キモすぎw (2020年9月22日 12時) (レス) id: 79a6ee7d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬼羅 | 作成日時：2020年9月12日 4時
