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『お疲れ様でした。』
「お疲れ様〜！今日は泊まりでいいんだよね？？」
『うん。そのつもり。』
「おっけ〜お風呂沸かしてくるね！」
『お願いします。』
あれから僕はAの家に入り浸るようになった。
そうでもしないとAが儚く散ってしまいそうだから…
もう1つ僕はこの頃Aに抱いちゃいけない感情を抱いている。
それは"すき"という感情。
それも"like"ではなく"Love"の方…
こんな感情伝えたら困らせてしまう。
向こうは僕にそんな感情抱いてなんかいない…
そうわかっているけどAの動作一つ一つを愛おしく思ってしまう僕はもう手遅れなのだろう…
せめて､先輩として隣に立つのにふさわしい人柄にはなるから…
どうか､どうか僕のこの気持ちには気づかないでいて欲しい…
「刀也君…??考え込んでどうしたの？？」
僕の顔を覗き込んでそう聞いてくる。
僕を見てくれている。僕を心配してくれている。
それだけの事なのに嬉しくて､苦しくて…
心臓が痛くなる。
僕はこんな気持ち知らない。
あってはならない。
『ちょっと考え事してただけですよ。』
「そっか！晩御飯なににする〜？？なんでも作るよー！」
『そうですね〜鯖の塩焼きとか！』
「いいね！！じゃあお味噌汁とかも作ってThe和食にしよっか！」
『うん。』
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作者名：鬼羅 | 作成日時：2022年3月17日 1時
