99episode ページ6
【you.side】
その日の夜のこと。
『え、アングリー君?』
アングリー君から電話がかかってきた
珍しっ
『もしもしどうしたの〜』
《「スズちゃん大変!!スマイリーと三ツ谷君が!」》
『…えっ、?』
アングリー君が次の言葉を発した時、私は思わず膝から崩れ落ちた
『…三ツ谷とスマイリーが、意識不明、?』
《「八戒曰く後ろから走ってきたバイクにバットで殴られたらしいんだ…、とりあえず病院名教えるからっ」》
アングリー君から病院名を聞いて私は携帯と財布だけを持って外に出た
『…八戒、?』
そこにはバイクに跨った八戒が立っていた
「……」
女の子と話すことが苦手な八戒は黙ったまま止まっている
乗れってこと、?
『…もしかして、送ってくれようとしてるの?』
私がそう言うと八戒は頷いた
『ありがとうっ』
バイクに跨って受け取ったヘルメットを被るとバイクは発進した
夜の道路を走るバイクは風をたくさん受けて頬がすごく冷たくなった
『…死なないで、スマイリー、三ツ谷…』
病院につくとアングリー君が入り口に立っていた
『アングリー君…!!』
「八戒、スズちゃんこっちだよ!」
アングリー君についていくと万次郎やドラケン、ぺーやん達がいた
ガラスの先には包帯が巻かれ、チューブを繋げられたスマイリーと三ツ谷が。
『…誰がこんなことしたの!?』
そう聞くと万次郎はこう答えた
「天竺の奴らだ」
『……天、竺…?』
なにそれ、
新しい暴走族?
「2人を信じろ。絶対大丈夫だから」
万次郎はそう私に言い聞かせた
「2人の仇、明日の抗争で絶対取ってやるから」
『…抗争するの、?』
抗争って聞くと場地の事が頭に浮かんでくる
やだよ、また誰かいなくなっちゃうの?
「大丈夫。何ひとつ失わせねえから」
『…信じてるよ、』
それからドラケンに今日はもう遅いから帰れと言われ、万次郎と一緒に家に帰った
『2人とも死ぬなんて許さないから…』
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チェロ - 更新有難うございます。スズさんの為に決断したマイキーですが、東マンの皆と幸せになって欲しいです。大変だと思いますが更新楽しみにお待ちしております。宜しくお願いします。 (2021年12月12日 20時) (レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
チェロ - 更新お待ちしております。よろしくお願い致します (2021年12月10日 0時) (レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2021年11月28日 18時