無敵の双子ちゃん。参

１４０episode ページ47

【takemiti.side】








『…やっほ！タケミっち』







ベンケイと呼ばれる男が現れた直後、梵の隊服を着たスズちゃんが手を上げてそう言った











「スズちゃんっ!!俺、」







『さっき千冬から聞いた。戻ってきたんだよね』









前と変わらない優しい笑顔でそう言うスズちゃん









「なんでここにっ、スズちゃんは喧嘩ができない筈じゃ」








『喧嘩ができなくてもやらなきゃならないことが今あるんだ。だから梵のメンバーとして今はいるの』









「タケミチがもし不良の世界に戻ってくるなら六波羅単代だ」









いつの間にかぶっ飛ばされていたベンケイ君にお構いなしにそう言ってきたのはカクちゃん











「それにマイキーの双子まで取り込みやがって」









「コイツとは昔から繋がりがあった。だから取り込んだわけじゃねぇよ。」









明司はそう言ってスズちゃんの頭をぽんと叩いた








「それにしてもさすが“喧嘩屋”を名乗るだけはある。層が厚いな六波羅単代。血が踊るだろ？ワカ」





「踊らない」






その時、カクちゃんの後ろスッと誰かが現れた









いつの間に!?








「オレが殺る気だったらオマエ今立ってねぇよ」






次から次へとバケモンが増えてく！！







「オイ!!カッコつけてシャシャんなワカ！」






「オレは千咒の命に従うだけだ」








隣のイヌピーが突然現れた奴らについて教えてくれた









“生きる伝説”初代黒龍の最強コンビ ワカとベンケイ








そして初代黒龍副総長“軍神”明司武臣








マイキー君とスズちゃんの兄 佐野真一郎が率いる初代黒龍を日本一のチーム導いた男たち










そして今そいつらを率いるのが無比の瓦城千咒

１４１episode→←１３９episode

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す