110episode ページ17
【takemiti.side】
「オレ…負けなかったッスよ……」
「は?何を言ってる?」
「総長!!!」
溢れ出しそうになる涙を堪えて俺はそう叫んだ
皆が振り返るとそこにはマイキー君が立っていた
その後ろにはヘルメットを外しているスズちゃんの姿もあった
「ありがとうタケミっち」
「オレ…負けなかったッスよ、総長!!!」
ドラケン君に殴られた傷が痛々しいけれどマイキー君は堂々と歩いてきた
『すごいよタケミっち、イザナ相手に』
「ああ。よく頑張ってくれた」
マイキー君はそう言うと俺の頭をぐっと引き寄せた
「今日妹を亡くしたのにふたりとも来れるワケねぇだろ……?」
『うっさいよ九井君。静かにして』
スズちゃんがそう言うとココ君は黙った
「なんで……?ふたりとも来られるような精神じゃなかったハズ……」
その時、バイクのエンジン音がしてドラケン君が現れた
「なんで二人共来れるんだよ!?」
『あっ、ヒナタ〜!!』
スズちゃんはそう言ってドラケン君の方に走って行った
「え、?」
「ゴメン、タケミチ君。来ちゃった」
ヒナはそう言って俺の前に立った
「えええ!?3人にタイムリープの話ししちゃったの!!?」
「…つい、」
ヒナはそう言ってニコッと笑った
ついって…、
「どうするよ?マイキー。天竺は半分ぐらいはまだ動けそうだぞ」
「半分か…」
ドラケン君がそう言うとマイキー君はぼそっと呟いた
「ハンデいる?」
マイキー君がそう言うと天竺からは怒号が飛び交った
「オレを誰だと思ってんの?200人?
2万人連れてこい!!」
『…ばかだなあ、もうっ…』
スズちゃんはそう言って微笑んだ
マイキー君だ、
いつものマイキー君が戻ってきた
「どうした?オマエら。楽しめよ!!祭りだぜ!?」
マイキー君、
やっぱり君は凄い人だよ
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チェロ - 更新有難うございます。スズさんの為に決断したマイキーですが、東マンの皆と幸せになって欲しいです。大変だと思いますが更新楽しみにお待ちしております。宜しくお願いします。 (2021年12月12日 20時) (レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
チェロ - 更新お待ちしております。よろしくお願い致します (2021年12月10日 0時) (レス) id: 5dfc880b67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2021年11月28日 18時