及川徹の古参ちゃん (ページ3)

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Same day ページ3

部活に早く行きたいと思い、急いで階段を駆ける

第一体育館

バレー部とバスケ部が居るのか、靴と床が擦れる独特な音がする

部活中に第一体育館に来る事は今までに1度もなかったので少し入るのに緊張する

『(まぁ、でもすぐ脚立とって帰るだけだし早く入っちゃお)』

そう思って体育館に1歩踏みだした

一応これでも女子バレー部に所属しているのでバレー部が少し気になった

ちらっと見てみると目に入ったのは茶髪の男の人

サーブを打つみたい

『(あ、ジャンプサーブだ…)』

気づけばじっと手を止めて見ていた

『(綺麗なフォーム…)』

もう既にこの時から虜になっていたのかもしれない

ｽﾞﾊﾟｧｧﾝｯ

『(す、凄い…)』

思わず見蕩れていると、直ぐにハッとした

『(いけない…早く脚立持って戻らなきゃ)』

その後、部活に戻ってもさっきの出来事がずっと頭から離れない

友達からも

友「なんかあった？全然部活に身が入ってないけど…Aにしては随分珍しいね」

そう言われた

もしかしたらこの時から及川先輩の事が好きだったのかもしれない

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