俳優と一般人

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『力が入んない』


女子か、おめーは女子か。なんて思ったけど
熱も高いししょうがない



｢食べさしたら食べれる？｣



『食べれる』



亮さんよ、ちょっと目がキラってしたよ。



｢ほれ、お口開けんしゃい」



『…あーんって言わないの？』


やっぱり必要か…


｢あ、あーーん」


『、、、、うまっ』



その後もずっとあーんをしまして、りょうくん完食



｢はい、後は薬飲んで寝てね〜」


薬とお白湯の入ったコップを渡して、キッチンに行く




｢うわっ、、びっくりしたぁ。どうしたの？」



片付け終わって、寝室に行こうとしたら後ろに亮がいた



『コップ持ってきてあげた』



｢あ、ありがとう〜｣


ちょっと上からなの気になるね、



｢だいぶ楽になった？｣


ソファーに座り込んでテレビを見る亮を無理やり寝室に押し込んで、ベットにもぐらせた



『うん、もう治ったー』

カピカピの熱冷まシートを剥がして渡してくる



なんか、弟みたい(笑)



｢まだ、熱あるけどね。じっとしててよ｣

新しい熱冷まシートを貼ってあげる





『（人1）がいてくれてよかった』



｢え、ななななに。いきなり｣




『ただそう思っただけ〜』




くそうっ



『いだっ』



｢あ、ごめん」



軽く腹パンしたつもりが恥ずかしくてまあまあ力はいっちゃった。



『一緒に寝る？』



｢ね、寝ない！！」


恥ずかしくて、耐えきれなくて急いで寝室から出た





｢ふぅーーー、心臓持たないわ…｣






『(ガチでいてくれてよかった)』

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