俳優と一般人

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am6:30…









｢りょう、起きて｣








布団を足で挟んでぐっすり眠ってる亮を起こす。








｢くそ- 可愛い寝顔しやがって、｣




このやろ〜って言いながら亮のほっぺをつまむ









『……ん″〜〜 なにぃ、』







お、起きた。
寝起きの声おじさんみたいでいつも笑っちゃう









｢おはよ、そろそろ起きてよ｣









パチッと目があったから、布団をはいで朝ごはんを作ってた途中だったからキッチンに戻っていく









『（人1）はよ、』





｢おはよ……どんな寝方してたの(笑)｣









頭をポリポリかきながら起きてきた亮を見ると
芸術みたいな寝癖がついてた







『……かみ、はねてる？』








まだ寝起きたがらぼーっとしたまま手で髪の毛を押さえながら洗面所の方に行った








朝ごはんができたから机の上に並べてると亮もちょうど洗面所から出てきた。






｢あれ？髪直さなかったの？｣



芸術的な寝癖のままだったからてっきり直してたのかと思ってた









『全然直らないからメイクさんに直してもらう』







そういいながら、仕事場まで行く間にその寝癖を隠すためのニット帽を探してる









(他の人に亮の可愛いところ見せるのやだな)

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