歌い手病院『市立海の街病院小児科病棟』 (ページ8)

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ーはしやんsideー

歌詞太郎、天月、あんくちゃん、そして俺の４人で治療にあたる。

吸引をしても、酸素吸入しても良くならない。

最終手段。注射を打ち点滴をつなげる。

落ち着いたころに、血液検査をしてみる。

動物の毛に対してアレルギー反応が軽くある。

「やまだぬき」だな・・・

は「天月、歌ってたのもあるがやまだぬきの毛に対してアレルギー反応が出てる。」

天「OK。うらさんに相談だな。」

歌「もう、病室に戻してもいいんじゃないかな？」

まで寝ているアケビを病室に戻す。

ま「先生、アケビは？」

は「大丈夫だよ。」

ろ「先生？多分、アレルギーあったでしょ。」

いきなりそんなこと言われたから、ビックリした。
知ってたら教えてほしかったのに。

は「知ってたの？」

ろ「ううん。さっき店長君がきてて、「アレルギーだろう」って。」

店長君・・・９６ちゃんのお兄ちゃんだよな・・・

ガラガラっと扉が開き入って来たのは店長君。

は「店長君、でいいかな？聞きたいんだけど、アケビのアレルギーってなんでわかったの？」

V 「僕、医学部を受けてまして。それで、一階にいる狸に近づきたがらないっていう話を９６から
　聞きまして。で、なんとなくアレルギーかな、と・・・」

今の子ってのはすごいな・・・

は「さて、俺はナースステーションに戻るけどなんかあったらまふ、頼んだよ。」

ま「うん。任せて。」

ここに来たころと比べてまふも大分頼もしくなったもんだ。

安心してナースステーションに戻れる。